今年ももう終わりですね。
クリスマスは例年通りパートナーとのんびり過ごしました。
ピザとって、ミスドのSNOOPYクリスマスセット買って。
家でのんびり過ごすのが1番いーわー。
出不精だわー。笑
今年を振り返ると、戦意喪失な1年だったような気がします。
愛犬が亡くなったことは最大のショックでした。
半年経ってようやく気持ちが落ち着いてきたけど、
大事な家族の一員がいなくなった悲しみって、浄化するのに時間がかかるね。
愛犬の写真を見ると、未だに涙が溢れてきます。
そして今年は、セクシュアリティやジェンダーに関することにほとんど触れなかった。
触れなかったというか、あまりセクマイということに拘らなくなった気がする。
自分は何者なのか?
ずっと自分に問い続け考えてきたことだけど、思えば着地点なんてない。
自分の性を肯定できないのはやっぱり辛いし、自分らしさに拘りすぎるのも疲れる。
でも、昔みたいに自分のジェンダーやセクシュアリティに捉われていた時より、
「今のままでいいや」って生きてる今の方が、ずっと楽なんだよね。
もちろん、昔のプロセスがあるから今こうしていられるわけだけど。
そういう、セクマイであることに拘らないっていう余裕が出てきたことは、
これからの人生によりプラスになるんじゃないかと、今年を振り返ってふと思いました。
それから、すっかり休んでいるarukoも、来年は少しずつ復活していきたいな。
スタッフでそう意気込んでおります。
それでは
よいお年を!
スヌーピー展に行ってきました!
人が多すぎて、楽しむどころじゃなかった。笑
混んでるとは聞いてたけど、こんなにすごいとは…。
マナーのない人がちらほらいて、列が流れないのがしんどかった。
平日であんなに人がすごいんだから、土日に行ったらひどいんだろうな…。
グッズ売り場は、展示以上に混んでて壮絶だった。
でも、グッズ売り場のガチャガチャ面白かったよ。
印象的だったのは、展示会場の休憩スペースで休んでた男性たち。
誰かの付き添いで来たのかな?
魂の抜けたような顔をしてた。
そりゃー疲れるよね…。
展示にしろグッズ売り場にしろ、女性たちのパワーすごすぎ!怖すぎ!
近くの緑地にパートナーとハイキングに行ってきた。
家の近くにこんなところがあるなんて知らなかったよ。
トレッキングとまではいかない山道だけど、自然を眺めながらゆっくり歩くのは気持ちいい。
中腹から見えた街並みの奥には、微かにスカイツリーが見えた。
最近、咳喘息になったばかりだからそんなに長い時間歩けないけど、
ハイキングくらいの距離・時間なら調度いい。
ワンコも一緒だったら最高だろうなー。
長年教育の機会を得ることができず、半ば売春行為を生活の糧とすることを余儀なくされてきた
トランスジェンダーの人々のための学校が、ブエノスアイレスで開校している。
アルゼンチンでは、トランスベスタイトやトランスジェンダーの約85%が学校を中退し、
約70%が売春行為に携わっている。
また、薬物乱用や暴力、性感染症などによりトランスジェンダーの平均寿命は35歳といわれる。
同校のプロジェクト・コーディネーターは、
「多くの選択肢や機会を与えたい。売春だけが生きる道とならないようにしたい」と語る。
「トランスジェンダーに教育の機会を、アルゼンチンの学校の取り組み」 AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3004434?ctm_campaign=txt_topics
***
アルゼンチンは2010年、中南米で初めて同性婚を合法化し、その2年後にはトランスジェンダーの人々が
公的文書で自らの性を選択記入できるようになったそうです。
文化や宗教などによって難しいかもしれないけど、
性的マイノリティの権利が尊重され、性的指向によって教育の機会が奪われることのない社会になることを願います。
日本はどうなのかな…。
LGBTの子どもたちが、学校教育の中で性的指向を含めた市民権を得ているとは言えない。
自身の性的指向を黙殺・否定され、埋没することで学校生活を懸命に過ごし、苦悩している。
かといって、LGBTの子どもたちに何か特別なアプローチが必要かというと、そうではない気がする。
LGBTの存在とそのアイデンティティを見て見ぬふりし、無かったことにしないこと。
それって大事じゃないの?
先日、Eテレでやっていた地球ドラマチック。
イギリス制作のドキュメンタリー、「イヌ その秘められた力」。
ペットブームに乗っかって小型犬だけに焦点を当てたカワイイ映像は苦手だけど、
こういうちゃんとしたドキュメンタリーはたまらなく好きだ。
以下、個人的にツボだったことをつらつらと。
・犬の感情について。
犬は、喜怒哀楽など6種類の感情を吠えて伝えている。
人間も、犬の吠え方で感情を聞き分け理解することができる。
それを証明するための実験・検証で、ひたすら犬の鳴き声を聞いている映像が羨ましかった。
むしろ参加したい。
・犬と飼い主の関係について。
人間の欠伸が犬に移ったら、良い関係を築けている証拠。
個人的には、欠伸をしたときの犬の口の大きさにうっとりする。
入れるものなら入りたい。
・犬も夢を見る。
睡眠中に脳波をとってみたところ、成犬よりも子犬の方がよく夢を見ると分かったそうな。
脳波なんて取らずに添い寝したい。
イビキと寝言と寝相の悪さを堪能したい。
・盲導犬に向いている犬の見分け方。
統計を取ると、右利きで、旋毛が反時計回りの犬の方が盲導犬に向いている。
ちなみに、犬の利き手は歩き出す最初の手で見る。
利き手はいいとして、旋毛を見るなんて斬新。笑
ワンコの旋毛なんて、指でグルグルして遊んだことしかない。
犬。
大好きだよ。
人間と犬は1万年前から友達なんだよ。
人間にとって最高の相棒だよ。
話は逸れますが、
以前、警察犬の訓練士候補生の応募条件をネットで見ていたパートナーが、面白い条件を見つけた。
「度を越えて犬が好きな人」
思わず笑ってしまった。
この条件を考えた人も、きっと度を越えて犬が好きなんだろうなー。笑
確かに、訓練士になる環境ってかなり過酷だもんね。
本当に犬が好きじゃなきゃ乗り切れなさそう。
でも、好きなことが仕事になるって最高だよね。
友達とドライブで榛名神社・榛名湖へ行ってきました。
友達は札幌在住なだけに、「こっちは快適だねー」とか言ってたけど、俺はかーなり寒かった。
紅葉はまだ微妙な感じだったけど、榛名神社の本殿までの道のりが本当に綺麗でした。
巨大な杉の木とか岩とか、パワースポットっていう感じですごかった。
こういう大きな神社って初めてだったけど、雰囲気がすごく良かったです。
おみくじも引いた…けど、そんなに良くなかった…。
でも、凶じゃないだけ良いよね。笑
その後は榛名湖へ。
吹き付ける風が寒いのなんのって。
白鳥ボートを眺めて帰路につきました。
そういえば、夕飯を食べてる時に友達がずっと「なずび」って言ってたのが気になった。
…方言?
友達にそれを言ったら、ナゼかすごく驚かれた。
「なずび」って言う人初めて見たよ!笑
イタリアの神経科学者が、イヌに関するある研究論文を『Current Biology』誌に発表した。
それによるとイヌは、ほかのイヌの尻尾の「振り方の向き」を認識し、それに反応するという。
研究者らはすでに2007年、イヌは、うれしいときには尻尾を右方向によく振り、緊張しているときには左方向に尻尾を振るという研究結果を明らかにしている。
イヌは相手の尻尾の動きを意識的に「解読」しているわけではなく、
「ほかのイヌと何度か会ううちに、尻尾が一方向によく振られているときは比較的フレンドリーな態度だと関連付け、経験に基づき反応しているという。
「犬同士は「尻尾の向き」で相手を判断している」 WIRED
http://wired.jp/2013/11/05/wagging/
***
犬同士で尻尾の振り方を見て、経験から学習してるっていうのが驚き。
でもさ、ジャックラッセルとかボクサーとかシュナウザーとか尻尾が短い犬の場合、
尻尾の振り方を見分けるってかなり大変だよね。笑
ところで、コーギーといえば尻尾が短いのと長いのがいるけど、
短いのがペンブローク、長いのがカーディガンっていう種類なんだそうな。
知らんかった。
でも、どちらもお尻が可愛い!笑
全国の教員約6千人への調査。
性同一性障害について、「教育現場で教える必要がある」という回答は73%、同性愛については63%。
先日、「秘密のケンミンshow」に地元が出ていた。
なんの特徴もない…じゃなくて、滅多に特集されない埼玉県。
老舗のうどん屋の幅の太いうどんが紹介されいた。
あたかも、その辺りの地域の人は皆が食べてるみたいな表現されてたけど、
絶対そんなことない。笑
けっこう実家近いけど、知らない人の方が多い気がする…。
あと、幅の太いうどんなら、たぶん鴻巣市の川幅うどんの方が有名だと思う。
ケンミンshowって面白くて好きだけど、演出が大げさというか、時々やりすぎてる感じが否めない。
そういえば、久々にNACK5聞いたら、バカボンさんの相方がメイリーさんじゃなくなっててビックリした。
今は五和さんっていう人みたいだけど、「あまがみJJ」コーナーでの噛みっぷりが面白すぎる。
破壊力が並大抵じゃない。
五和さんやばい。笑
いつも爆笑を頂いております。
そりゃ2卵生だし。
でも、パートナーには似てると言われます。
そりゃ双子だし。
次は鍋パーティーを3人でやる予定。
もう2週間以上、咳が止まらなくて困っております。
医者に行って、1回目は風邪、2回目は咳喘息の疑いで薬を処方された。
薬を飲んでから、少しは良くはなった気がするけど…。
気がするけど…。
咳がこんな苦しいとは思わなかった。
早く咳止まってくれないかな…。
ところで、明日26日は名古屋でのプライドパレード。
台風の影響も気になりますが、無事開催されると良いですね。
虹色どまんなかパレード
http://nijipare.proudlife.org/
厚労省は性同一性障害者(GID)への配慮として、「精神障害者保健福祉手帳」から「性別欄」を削除する方針を固めた。
来年にも様式を変更するという。
「精神障害者手帳から「性別欄」が消える・・・「性同一性障害者」にどんな意味がある?」
Yahooニュース(9月16日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130916-00000769-bengocom-soci
***
自分が希望する性別を示すためには、特例法に基づいて性別適合手術を受けなきゃならないし、
GID全員が手術を希望するわけじゃない(手術を希望するのは全体の2割ほどだと聞きます)。
そうなると、性別の記載は厄介なうえに苦痛だと感じている人はたくさんいる。
見た目と書類等に記載されている性別がチグハグな場合は、面倒くさい説明を何度もしなきゃならない。
僕もそういう場面に置かれたことが何度かある。
本当に面倒くさい。
法律で男女が違う扱いをされるものや、医療などは仕様がない側面もあるけど、個人の特定や証明に性別は関係ないよね。
余談ですが。
そういえば、DSM-5では 「性同一性障害(Gender Identity Disorder:GID)」から「性別違和(「Gender Dysphoria:GD)」に表記が改訂されたんだよね。
この変更で当事者に該当する範囲がぐっと広がって、Xジェンダー(MtX、FtX)や性分化疾患(IS)などが含まれるようになりました。
加えて、基本概念が 「反対の性別への同一化」から「割り当てられた性別と本人のジェンダー体験/表出との間の不適合」という概念に変更。
身体的治療を優先する流れから、社会適応を優先する流れになったような感じがする。
ガイドラインを無視して先走って後悔…なんてことが起きてはいけないもんね。
今となっては、早く治療したいって焦っていた思春期が懐かしい。笑
ガイドラインは別に身体的治療を望む人のためだけにあるわけじゃないし、
社会適応してから次の段階へ徐々に進んでいくためには、ガイドラインに沿っていくのがやっぱり良いと感じますね。
タンゴ発祥の地アルゼンチンで開催されている今年の世界選手権には、大会史上初めて同性のペアが参加した。
今大会では、男性3組、女性1組の同性ペアが出場している。
同性ペアの初めての大会出場は、ジェンダーの問題に対する同国の寛大な考え方がさらに浸透していることを示す一つの象徴だといえる。
タンゴ世界選手権に同性ペア、初めて出場 アルゼンチン
(AFPBB News)
http://www.afpbb.com/article/entertainment/entertainment-others/2964108/11236568
***
女性同士のペアはカップルではなく、意気投合して踊るようになったという間柄。
確かに、競技ではなく日常では同性同士で気軽にタンゴ踊るもんね…。
なんでもかんでも異性ペアって何だかつまんない。笑
同性ペアの出場者たちは、伝統や習慣に逆らおうとしているわけではなく、同性愛者の枠にとらわれず、もっと広いタンゴ世界で優れたパフォーマンスを披露したいと日々努力しているそう。
かっこいいね。
お花茶屋にあるプラネタリウムへ行ってきました。
「葛飾区郷土と天文の博物館」
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/planetarium/index.php
プラネタリウムなんて何年ぶりだろう…。
正直あまり期待してなかったけど、ユニークな演出で楽しめました。
プラネタリウムというと、映像製作会社が作った既成の番組を流してるイメージだけど、ここは企画・製作からこの博物館が独自に行っているそうな。
解説も録音でなく、スタッフによる生解説。
今回はオーロラの話だったんだけど、オーロラが発生する仕組みとか、
分かりやすく解説してくれました。
今住んでる所の近くにもプラネタリウムがあるんだけど、そこにも行ってみようかな。
プラネタリウムへ行く前、柴又に行って帝釈天と帝釈天参道を見てきました。
柴又といえば寅さん。
でも僕、実は寅さんを知らない。笑
名前しか聞いたことないんです。
だからパートナーが駅前の寅さん像を撮ってた時、その人誰??と思ってました。
困っちゃうわー。
帝釈天参道ではお団子を食べました。
微妙だったけど、老舗の味って感じでした…。
電車での出来事。
もちろん彼らは何もしていないのだろうけど。
http://matome.naver.jp/odai/2132687552039046501
余談だけど、
超ボーイッシュな女性が男性に間違われ、痴漢にでっちあげられたという話を聞いたことがある。
無論その人は無実で、女性ということを証明するために身分証を見せたら、でっちあげようとした女性が泣いて謝罪したという…。
呆れるわ。
もう何が何だか分からん…。
米系金融機関ゴールドマン・サックスが、LGBTの学生を対象にした会社説明会を開き、同じLGBTの社員が学生の疑問に答える。
同社は、人種・性別などの「多様性」について学ぶ全社員対象の研修(年2時間)があり、LGBTの問題もここで取り上げている。
LGBT働きやすく 会社説明会・研修・規定、徐々に (朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/national/update/0909/OSK201309090003.html
***
LGBTを積極的に受け入れてます!理解があります!と示すもの嬉しいけど、入る入口よりも入ってからの方が重要では?と。
LGBTへの理解を示すだけでなく、性的指向による差別禁止規定きちんと
定めているか否かの方が重要ではないかと、個人的に思います。
もちろん、うちの会社はLGBTに理解があります!って公表してるところは差別禁止規定もしっかりあるところが多いんだと思いますが。
LGBTです!っていうのを比較的オープンにしたい人にとっては、
こういう会社ってすごく魅力的なんでしょうね。
僕の場合は特に仕事に支障はないし、放っておいてくれと思うんだけど、
トランスで治療開始したいとか色んな事情の人がいますもんね。
あと、ちょっと話がそれますが、LGBTIQも権利の主張の仕方に気をつけないと逆に変な反発をうむのではないか?と。
マイノリティだから優遇されて当たり前…みたいな人をたまに見ますが、
なんかそれ違くない?って思っちゃいます。
ワーキング系が好きなので、バーニーズマウンテンドッグとかグレートピレニーズとかニューファンドランドなんかが好きです。
あと、レオンベルガーっていう犬もすごく格好良い。
ニュージーランドで、同性同士の結婚を認める法律が施行された。
世界で14番目に同性婚を認める国となった。
アジア太平洋地域では初めてとなる。
世界の動きは、同性婚の合法化に向かっているんですね。
さて日本は…?
CNN.co.jpより。
「NZで同性婚法が施行、アジア太平洋地域で初」
http://www.cnn.co.jp/world/35036080.html
昨年、愛犬と一緒に行った清里や明野にもう1度行きたかったんですよね。
ポニーやヤギに人参あげたり、バーベキューやマシュマロ焼きしたり、
清泉寮や萌え木の村へ行ったり、明野の向日葵畑見たり、
愛犬のことを思い出しながら楽しい時間を過ごしました。
また家族(犬)を迎えたら、一緒に行きたいなぁ。
東日本大震災に伴う津波の被害を受けた岩手県陸前高田市で、
77歳の男性が農作業に従事しながら家の再建を目指す姿を描くドキュメンタリー。
観おわってから、じんわりくる作品でした。
震災後のドキュメンタリーだけど暗さは無く、客席から笑いが起こることもしばしば。
津波や暗い人間関係(妬みとか)をあえて描かなかったことについて、監督は上映後のトークイベントで、いつか陸前高田の人たちが映画を観たとき、人間関係を悪くしたくなかったという思いがあったそうです。
復興に向けた、主人公の男性のマイペースさというか芯の強さが、本当に格好良くて引き込まれました。
それから、主人公の男性をいつも支えている仲間の男性が、これまたキャラが良い。
2人の関係性も見どころです。
「先祖になる」
http://senzoninaru.com/
帰省中です。
病院から帰ってきた母が、僕に何かの資料を渡した。
なに?と思ったら、GIDの人のインタビュー記事だった。
主治医に貰ったそうだ。
GIDの情報を、今や僕より収集している母。
テレビにセクマイの人が出ていたりすると、メールやら電話やらしてくる。
嬉しいやら、複雑な気持ちやら。
母のおかげで、そこまでネガティブに塞ぎこまないで今までやってこれたけど、
なんか、自分の親だけど不思議な人だなぁ…。
ただただ有難いです。
同時に、「Why we rescue」「Why we rescue in NYC」というサイトを立ち上げ、保護犬と暮らす人々へのインタビューも行っています。
セロンさんとマディーを見ると、2人の愛情深い関係が感じられてすごく癒される。
大型犬好きにはたまらんです。
「MADDIE BOOK TOUR」の中の数々の写真は、何度見ても楽しい気持ちにさせてくれます。
Why we rescue
http://whywerescue.com/
Why we rescue in NYC
http://thiswildidea.com/why_we_rescue_-_nyc
MADDIE BOOK TOUR
http://www.maddieontour.com/
「ねえ、マリモ」に続いて、4作目。
「きみにあえてよかった」
この絵本の主人公はベンと、犬のスクランピイ。
主人公のベンは、大の仲良しだったスクランピーを亡くしてしまう。
ベンは悲しくて眠れず、スクランピイのことばかり、考え続けた。
「新しい犬、飼ってみない?」と言われても、
「スクランピイと同じ犬なんてどこにもいない!いやだ!」と突っぱねた。
スクランピイを思い出すたび、ベンの心は痛んで、ベンはなるべくスクランピイのことを思い出さないようにした。
スクランピイの死を乗り越えたベンは、スクランピイと出会えて本当に幸せだったと強く思う。
そして、ベンはスクランピイの代わりではない、新しい家族(犬)を迎える。
この絵本を読んだとき、スクランピイを思い出すと辛くなるからと、なるべくスクランピイのことを思い出さないようにしていたベンの姿が、自分と重なった。
泣いて、泣いての繰り返し。
だから、意識的にシロのことを思い出さないようにしていた。
でも、やっぱり何かのきっかけでふとシロを思い出してしまう。
まだ、シロの死を受け入れられない気持ちが、シロの死と向き合うことを避けてしまう。
あの時ああすれば良かった、という後悔と自責が、シロを思い出すことを抑えてしまう。
ペットロスを経験した人のブログなどを見ると、乗り越えるのに1年以上かかってる人も多く、
2年以上経って、やっと乗り越えたという人も少なくない。
大事な家族の一員だから、愛情をそそいだ分だけ喪失感が大きいんだよね…。
シロが居なくなったことを乗り越えるには、まだまだ時間がかかりそう。
絵本では、時が経つにつれ、亡くしたスクランピーの死を受け入れ、思い出をあたためていく気持ちに至るベンの心理的変化の描写が心に響いた。
時が経って、辛い別れが思い出になるとき、「きみにあえてよかった」という幸せを感じられるというメッセージが素晴らしいと思う。
僕も、絵本の中のベンのように、辛い別れが思い出になって、
「きみにあえてよかった」と、シロとの出会いに幸せを感じられるようになりたい。
そしていつか、シロの代わりではない新しい家族(犬)を迎えたいと思う。
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「ずうっと、ずっと、大好きだよ」に引き続き、2作目。
「いつでも会える」
絵本の主人公は、犬のシロ。
愛犬と同じ名前だったから、もともとこの本に愛着があった。
この絵本は、ペットが死んで飼い主が悲しむのではなく、飼い主が死んでペットが悲しむという立場で進む。
シロは、ある日、大好きな飼い主の女の子を亡くしてしまう。
寂しくて悲しい。
会いたい、名前を呼んで頭を撫でて欲しい。
やがてシロは、目を瞑って女の子のことを思い出すと、いつでも会えることに気づく。
まぶたの裏で、いつでも女の子の存在を感じることができる。
そうして、大切な人を失った悲しみを乗り越える犬のシロ。
この本で一番好きな場面。
シロが亡くなった女の子を想い泣いたとき、「シロって呼んで、頭をなでて」と願う。
まるで、(自分の愛犬の)シロにそう言われた気がして、たまらなかった。
僕だって、シロって呼んで、頭を撫でてあげたい。
この絵本を読んでいると、(愛犬の)シロとの思い出が溢れてくる。
いっぱい遊んだね。
散歩もたくさんしたし、旅行もいった。
アボカド、トマト、スイカ、メロン、リンゴ、梨、イチゴ、
ブロッコリー、ほうれん草、大根、さつまいも、カボチャ、たくさん食べたね。
おやつもたくさん。
コング、食べるの下手だったけど、一生懸命な姿が可愛かったよ。
寝てる姿も、可愛かった。
面白い顔でよく寝てたね。
抱っこすると、腕に顎をのせてくつろいでた。
いっぱい話もしたね。というか、聞いてもらったね。
いっぱい、一緒に色んなことしたね。
シロの色んな姿や顔が浮かぶよ。
たくさんの思い出、ありがとう。
シロは僕の親友で、恋人で、弟で、僕の子どもみたいだった。
シロ、ありがとう。
いっぱい助けてくれて、支えてくれて、ありがとう。
前の記事の続きになるけど、
「虹の橋」以外にも、何冊かペットロス関連の絵本を読んだ。
1作目は、「ずうっと、ずっと、大好きだよ」
犬のエルフと、男の子。
好きなら好きと言ってやればよかったのに、エルフが若い時は、言わなくても分かると思って、
家族の誰もエルフに好きって言わなかった。
でも、エルフが年をとってから、男の子は、毎晩寝る前に必ず「エルフ、ずうっと大好きだよ」と言ってあげた。
やがてエルフが天国へいった。
男の子はすごく悲しんだけど、いくらか気持ちが楽だった。
それは、毎晩エルフに「ずうっと大好きだよ」と言ってあげたから。
男の子は、この先、どんな犬を飼っても、毎晩必ず「ずうっと大好きだよ」と言ってあげようと決める。
小学1年の国語の授業で、この物語に出会った。
それからずっとこの話が大好きで、シロがうちに来てから、
僕も、毎晩寝る前に「大好きだよ」と言うようになっていた。
動物を家族の一員としている人たちにとって、動物が大好きで愛しいのは当たり前。
でも、だからこそ生きている時に気持ちを伝えないといけない。
死んでしまってからでは、もう「好きだ」と言えなくなってしまうから、
気持ちをきちんと伝えないと後悔することもある。
絵本の中で、主人公の男の子が「好きなら、好きといってやればよかったのに、
誰も言ってやらなかった。言わなくっても、わかると思っていたんだ」と言うセリフがある。
愛情を注がれた動物たちは、僕らが彼らに大好きだと言わなくても、きっと分かってると思う。
でも、その愛情を口に出して言ってあげたら、きっともっと嬉しいんじゃないかなぁと思う。
僕も、シロが生きてるときに毎晩言ってあげて良かったと思ってる。
「大好きだよ、いい夢見てね、おやすみ」って。
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前の記事で書いた、「虹の橋」3部作の1つに、「雨降り地区」というのがある。
僕はまだ、「虹の橋」を読んで慰めを得ることはできないけど、
この「雨降り地区」の詩を読んで励まされた。
「雨降り地区」は、ペットを失った悲しみを長年乗り越えられずにいる飼い主へ向けたもの。
失った悲しみにだけとらわれないで、楽しかった日々を思い出して。
涙に暮れるのではなく、笑顔で思い出してあげて。
そう励ましてくれる詩だった。
何より、シロをずっと「雨降り地区」に居させる訳にはいかないと強く思った。
*****
「雨降り地区」 (原作者不明、 引用:Wikipedia)
こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、
「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシトと冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、特別な誰かさんの流す涙なのです。
大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、
仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。
ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも…。
でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、出て行かない子達もいるのです。
地上に残して来てしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、
とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、同じ悲しみに凍えているのです。
死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、
あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。
地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、「虹の橋」を創りあげているのです。
ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。
彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。
そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。
命の儚さと愛しさを。
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。
その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。
思い出してください。
動物達が残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。
それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。
信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから。
シロが居なくなってから、数年分の涙を使い果たしたというくらい、泣いた。
でも一方で、いつまでも泣き続けている自分がイヤだった。
こんなんじゃ、シロがちゃんと天国へ行けないかもしれないとも思った。
親にも、「貴方のそんな姿を見たら、シロが心配するよ」と言われた。
シロに心配させるなんて、情けない。
本当は、僕は大丈夫だよって言いたい。
そうして、お世話になった獣医さんに勧められた本を買ってみた。
「虹の橋」という絵本。
作者不詳の散文詩で、愛するペットを失った人の間で世界中に広がった詩。
詩は、亡くなったペットの魂が、虹の橋のたもとにある楽園に行き、
そこで飼い主を待っていると詠っている。
そして、飼い主が世を去った日、虹の橋でペットと人々は再会し、
虹の橋を共にわたって、天国へと行くと信じられている。
ちなみに、虹の橋は、「虹の橋」「虹の橋(の袂)で」「雨降り地区」の3部作。
絵本は、「虹の橋」のことを描いている。
「虹の橋(の袂)で」「雨降り地区」については、絵本などはなく、ネット上で詩だけが伝わっている。
最初に「虹の橋」を読んだときは、あまりしっくりこなかった。
生前シロは病気で辛い思いをしたのに、
天国の手前の虹の橋で長年また待たせるなんて可哀想だ、
虹の橋なんて人間のエゴだと感じた。
でも、何度も読むうちに、何となく絵本に愛着がわいてきた。
またいつか、シロに会える。
きっと見つけて会いに行く。
そう思うだけで、少し気持ちが穏やかになった。
今はまだ、泣くことが多いけど、でも、そのうち元気になるから、今はまだ泣くのを許してね。
虹の橋で、また会おうね。みんなで。
*****
「虹の橋」 (原作者不明、 引用:Wikipedia)
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、
みんな暖かくて幸せなのです。
病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。
まるで過ぎた日の夢のように。
みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさのこと。
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。
それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。
シロが亡くなって暫くはずっと、後悔ばかりしていた。
大きな後悔は2つ。
1つは、闘病中のこと。
光・音・触刺激がけいれんを引き起こす要因だったため、あまりシロに触れることができなかった。
撫でたり、抱っこしたりすると、けいれんを起こしやすい傾向があった。
獣医さんにも直接的な接触を控えるように言われた。
だから、僕たち家族は出来るだけけいれんが起こらないよう、普段よりシロへの接触を控えていた。
できることは、ただずーっと傍に居てあげること。
それだけだった。
未だに、けいれんを起こした後のシロの苦しそうな顔や目、荒い息遣いが忘れられない。
犬の知能や認知はよく分からないけど、
きっとシロには、不安な気持ちや、すがるような気持ちもいっぱいあったと思う。
もっと頭を撫でてあげたかった。
大丈夫だよって言って、体を触りたかった。
抱っこしてあげたかった。
後悔は止まらない。
2つ目は、シロの最期。
深夜、シロの看病で寝て起きてを繰り返していたとき。
シロの様子を確認した後、眠気に負けてふと寝てしまい、慌てて起きた、あの間の30分。
その30分の間に、シロは天国へ旅立った。
どうして寝てしまったんだろう。
なんで最期を見送ってあげられなかったんだろう。
自分を責めまくった。
母は、「シロはみんなに気を遣ったんだよ。優しい子だもん」と言った。
そうなのかもしれない。
そう思うとほんの少しだけ、気が安らいだ。
でも、やっぱり、やっぱり最期に、一緒にいてあげたかったなって思う。
たぶんこれは一生、後悔し続ける。
他にも、後悔はまだまだある。
でも、
自分がちょうど実家に帰っていたときで良かったとか、
亡くなる前日、ご飯を食べられなくなったけどスポイトであげた犬用牛乳だけ飲んでくれたこととか、
家族みんなで看病できて、みんなで看取ってあげられて良かったとか、
ちゃんと、良かったと思えることもある。
そうして、シロは本当に家族に愛されていたんだなあと、改めて思う。
しばらくは愛犬について書きます。
気持ちの整理ができるよう。
他人にとっては、たかがペット。
でも、僕や母や父にとっては、大切な家族の一員。
シロとの出会いは、小学生のとき。
犬を飼ってもらえることになり、親ととあるペットショップに行った。
僕は日本犬を飼いたいと思っていた。
なぜなら、以前うちに居た犬は日本スピッツで、家に来てすぐにジステンバーという病気で死んでしまった。
だから、今度新しい家族を迎えるときは、また日本犬がいいと思っていた。
でも、ふと目がいったのは、大人しそうなビーグル犬。
しかも、生後半年が経っていたため、半額セールという極めてナンセンスな表示までしてあった。
僕は、自分がこの子を引き取らなければこの子が殺処分されてしまうのではないかと思うと、可哀想になった。
それで、何となく話しかけてみた。
「シロ」
それは以前うちに居た日本スピッツの名前で、うちに居た動物たちは代々みんな、「シロ」という名前だった。
ビーグル犬はのっそりと顔を上げて、ゆっくりと尻尾をふった。
まだ小学生だった僕の頭は単純で、まるでビーグル犬が「シロ」という名前に反応したように思えて嬉しかった。
それで、僕は親に「この子がいい」と申し出た。
シロは最初、家族も心配するほど大人しかった。
でも、家に来てから3日目、かぶっていた分厚い猫の毛皮を脱ぎ去り、シロはとうとう本性を現した。
今まで鳴きもしなかったのに、ワンワン、ワンワン。
ひたすらワンワン。
一気に家が賑やかになった。
シロは、いたずら大好き。
食べ物を見ると、目の色を変えて要求。
上目遣いで甘えて、頭を撫でると喜んで、ケージでよく一緒に寝たりした。
散歩も大好きで、どこまでも歩いた。
花見もした。
旅行も一緒に行った。
シロはいつもそばに居てくれた。
大好きで、大好きで、本当に大切だった。
でも、あっという間に別れがきてしまった。
シロが闘病した8日間。
短いようで、ものすごく長く感じた。
あれは、シロが僕たち家族に与えてくれた覚悟の期間だったのだと思う。
僕たち家族に、シロとちゃんと向き合う時間をくれたのかもしれない。
心の準備をさせてくれたのかもしれない。
本当はもっと、生きていてほしかった。
もっと遊びたかった、もっと一緒に公園に行きたかった、もっと一緒に昼寝もしたかった。
もっと抱っこして、抱きしめてあげたかった。
だって、あまりに急すぎる。
倒れる前日まで、あんなに元気で、ご飯もたくさん食べて、
はしゃいで、優しい笑顔を向けてくれていたのに。
あんなに元気だったのに。
寝たきりになっても、看護してあげるんだと、ずっと思ってた。
でも、シロは行ってしまった。
もう、シロの鳴き声を聞くことも、笑ってしまうような寝相を見ることも、
触ってあげることもできない。
毎日、シロに会いたいって思う。
今はまだ、お骨を見てもしっくりこない。それがシロだと思えない。
ペットロスを体験した人が、愛犬との思いでは愛犬が残してくれた自分へのプレゼントだと言っていた。
僕もそんなふうに思える時がくるのかな。
先月、愛犬のシロが天国へ旅立ちました。
暫くは何も手につかず、ブログも書けず、放心状態。
シロは高齢だったけど、獣医さんも驚くくらいすごく元気だった。
今年の春にやった健康診断もバッチリ。
だから、あんなに元気だったシロとこんなに早く別れが来るなんて、思いもしなかった。
シロは8日間闘病した。
ある日、シロは父との散歩中、突然けいれんを起こした。
今まで大きな病気なんてしたことなかったから、家族は驚いて急いで病院へ行った。
「てんかんです」「薬で調整できる」と言われ、注射を打たれて帰ってきた。
でも、全身のけいれんは、てんかんとは思えないほど頻度が多く、
1日のうちにけいれんが起こる回数がどんどん増えていった。
今度は、別な動物病院へ行った。
獣医さんは、シロの様子を見て、難しい顔をした。
その時、何となく、シロとの別れが近づいていることを感じてしまった。
シロの具合はどんどん悪くなっていった。
1日に何度もけいれんが起こり、けいれんが起きている最中に薬を入れてあげなければならなくなった。
けいれんが起きた後、シロはフラフラになりながら立ち上がり、一生懸命歩いていた。
体を支えなければ上手く歩くことができなかったが、シロは自分の足で確かにゆっくりと歩いた。
夜中も、朝方も、日中も、1日中、家族の誰かがシロに付き添った。
どんどん弱っていくシロを見るのがすごくすごく辛かった。
死んでほしくなかった。
まだ別れたくなかった。
離れたくなかった。
でも、シロは子どものころ僕が飼いたいって言って家族に迎えた犬だから、
最期まで看取ってあげたい、看取ってあげなければと強く思った。
他方、シロの看護で家族も疲れ切っていた。
それでも、獣医さんが「シロちゃんどうですか?」としばしば電話をくれたり、
時間外にも関わらず電話で応対してくれたことは、僕たち家族にとって支えになったし、
本当に有難かった。
徐々に、シロは、だんだんご飯を食べなくなった。
水も、あまり飲もうとしなかった。
ある日、母がシロの大好きなスイカやメロン、アボカド、トマト、牛乳寒天、チーズ、プリンなどを買ってきた。
どんどん弱っていく姿を見て、どうしても何か食べてほしい、食べさせてあげたいと思ったのだ。
でも、シロは食べなかった。
というより、もう食べることができなかった。
鼻や口元に大好きな食べ物をくっつけても、
シリンジやスポイトで水や流動食をあげてみても、シロは全く反応しなかった。
最後に、ダメ元で犬用の牛乳をスポイトであげてみた。
シロは、3~4回ほど飲み込んだ。
嬉しくて、家族みんなが「偉いね、シロ良い子だね」と泣きながら言っていた。
その日の夜、獣医さんから電話がかかってきた。
安楽死のこと、延命措置のことを丁寧に何度も説明してくれ、
家族でよく話し合ってくださいと言われた。
獣医さんは、僕たち家族に心の準備をしてくださいと、言いたかったのだろう。
シロの闘病中はずっと、深夜はほとんど父がシロに付き添っていた。
でも、その日の夜は何だか、ずーっとシロに付き添っていたいと思って、
僕は、横たわって苦しそうに息をしているシロの隣で、シロと過ごした今までの人生をシロに語り掛けた。
シロを撫ながら、シロと2人でたくさん語り合った。
でも、そのうち、ふと寝てしまった。
そして、ハッと目を覚ましてシロを見ると、息をしていなかった。
すぐに傍で寝ていた父を起こし、母も呼びに行った。
シロは、まだ温かかった。
たぶん、僕がふと寝てしまってハッと目を覚ました30分の間に、シロは天国へ行ったんだろう。
そうして、リビングに布団を敷いて、まだ温かいシロを家族みんなで見送った。
朝の5時5分だった。
母と僕は、シロを挟んで川の字になって、暫く一緒に布団で寝た。
父は、シロのケージの傍を離れなかった。
冷たくなったシロは、まるで人形みたいで、本当に死んでいるのか信じられなかった。
今にも起きて動き出しそうなほど、安らかに、静かに、眠っていた。
僕は泣きじゃくりながら、「今までありがとう」「ずっとずっと大好きだよ」と言い続けて、
よくイタズラしていたようにシロの鼻に何度もキスをした。
シロは、その日のうちに火葬した。
花を買ってきて、シロが大好きだったご飯とオヤツを添えた。
最後、シロが火葬炉に入っていく姿が脳裏に焼き付いて、今もしばしば思い出される。
火葬炉に入っていくとき、僕は人目も気にせず泣き叫んでいた。
シロが好きだったタオルを握りしめ、シロの名前を何度も叫んだ。
そして、あんな風に取り乱して涙を流す父と母の姿も、忘れられない。
何で死んじゃったんだろう。
まだ離れたくなかったよ。
納骨は、人間と同様の扱いをしてくれた。
骨の部位や名前など、丁寧に説明してくれて、かなり時間をかけてくれた。
分骨をお願いし、母と父のいる実家と、離れて暮らす僕とで分けた。
でも、未だにどうしても、骨がシロだと思うことができず、何だか不思議な気持ちです。
シロを連れ、家に帰ると、動物病院から献花が届いていた。
正直、ここまでして頂けるとは思ってもいなかった僕たちは、ただただ驚き、感謝するばかり。
シロのことや僕たち家族のことを真剣に考えて向き合ってくれた素敵な獣医さん。
シロ、そんな獣医さんに出会えて良かったね。
そして僕は、翌日から絶賛ペットロスが始まる。
かなり久しぶりです。
約2か月ぶり。
梅雨もあっという間に過ぎて、もう夏か…。
先日、スマホを変えました。
もともと故障してたので早く変えたかったんですが、解約金とか本体代金がまだ3か月くらい残ってたので、なかなか踏み切れず…。
でも、結局キャッシュバックで元を取れればいいやってことで、
長年のドコモユーザーだったけどMNPでキャリア変え。
ドコモには愛想つかしたよ…。
で、パートナーがiPhoneだったので、僕もiPhone5に。
キャッシュバックは、2年間基本料無料と本体代で約5万くらい。
十分です。
前使ってたスマホと比べると、操作性は比べものにならないくらいiPhoneの方がスムーズ。
まぁ、前使ってたスマホが古かったのと、ROMが1Gっていうヒドイものだったから、比べようがないといえばそうなんだけど…。
iPhoneにして良かったー。
お父さん犬の学習帳も貰いました。
ジャポニカの学習帳、懐かしい!
メンズ美容~その価値観の変遷:第2回「スキンケアを始めた理由/やめた理由 男の動機は女次第」
(2012年10月25日 AFP)
http://www.afpbb.com/article/entertainment/fashion/beauty-mp/2909194/9733872
外から診察室が見えない・診察室に飼い主を入れない所は初めてだったので、正直いまいち信頼できなかった。
飼い主が居ない方が安全・効率よく処置できるっていう考えなのか分からんけど、
説明もほとんどしないし、いちいち料金確認してくるし、うんざりした…。
病院の評判が良かっただけに残念というか、やっぱり相性って大事だな。
愛犬には悪いことした…。
色んな玩具を試したけど、ひたすら放置して終わり。
でも、基本的にボールを投げようがタオルを目の前で振り回そうが、乾いた視線を送ってくるだけ。
そんな愛犬が唯一興味を示すのが、コング。
中の空洞部分にオヤツを詰めてあげるだけで、長時間(20分くらい)遊んでられる優れもの。
やっぱりビーグルだけにオヤツがかかるとやる気がでるのかな?笑
でも、コングにかぶりついて尻尾を振り振りしてる姿は究極にかわいい。
つい傍でニヤニヤしてしまう。
中に入れるオヤツは、コングジギーズが愛犬のお気に入りですが、カロリーが高めなので頻繁にはあげられません。
ついでに、ずっと成犬用コング(赤)を使ってましたが、このたびシニア用コング(紫)に変えることにしました。
年齢ごとに使える玩具があるのは有難いですね。
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メンズの靴って25センチ以下があまりないので、残念な思いをすることがしばしばあります。
通販だとけっこう小さいサイズもあるのかもしれないけど。
なので、レディース・メンズで同じデザインを作ってるところや、メンズでも小さいサイズを扱ってるところに偏ります。
columbia、VANS、Admiral、adidas、PUMA、Timberlandとか好きです。
でも、男女で同じサイズがあるなら確実にメンズを選びますね。
同じサイズでも、足幅や甲部分の高さが男女では違うから、メンズの靴を履いた方が足が大きく見えます。
たかが靴だけど、やっぱりついそういう所こだわっちゃいますね。笑
GID学会第15回研究大会が開催されるそうです。
日時 : 2013年3月23(土)24日(日)
会場 : 大宮ソニックシティ
テーマは「GIDの転換点 - 新しいガイドライン、新しい仲間、新しい生活」
詳細
http://gid-15th-saitama.kenkyuukai.jp/event/
***
何だか面白そうなテーマ。
都合が合えば見に行く予定です。
東京ディズニーリゾートで初の同性挙式 2013年03月06日 APF
2か月ぶりに髪を切った。
今回は初めての所だったんですが、久々に良い感じの美容師さんでした。
いつもメンズ雑誌を見せてもらって決めるんですが、たいていの美容師さんは「メンズでいいんですか?」とか「髪伸ばしてみたら?」とか余計な気を遣ってくる。
美容師さんって外見が中性的な人も結構見るし、ある程度自由なジェンダー表現を持ってるイメージがあるけど、存外そうでもないのかな?
外見(ファッション)のジェンダーと中身のジェンダー観って、一致するものではないしね。
でも、今回のところの美容師さんは何も気にせずバッサリやってくれたのですごく楽だった。
「女は/男はこういう髪型」という枠を気にせず接してくれたので居心地が良かったです。
ただ、気になったことが2つ。
1つ目は、シャンプーのときのシャワーの水圧がハンパないこと。
髪の毛抜けちゃうよ!ってツッコミを入れたくなるくらい強い。笑
もう1つは、シャンプーのときに顔にかけられたのがキッチンペーパーだったこと。笑
ガーゼとかタオルじゃなくて、キッチンペーパー。
斬新すぎて吹き出しそうになった。
本堂前の常香炉で頭に煙をあて(笑)、お参りし、おみくじを引いた。
おみくじは末小吉…。
パッとしないどころか、吉の中で最下位。
一方、彼は大吉だった。
こうも差があると、何だか凹む…。笑
そしてスカイツリーを眺めながら仲見世で色々食べて、お土産を物色。
揚げまんじゅうが思ったより美味かった。
かぼちゃとか抹茶とかもんじゃミックスとかカスタードとか、変わり種がたくさん。
オレはかぼちゃを食べたんだけど、天ぷらを食べてるみたいな触感で美味かったです。
さすがに、もんじゃミックスに手を出す勇気はなかった。笑
今日は日曜でとにかく人が多くてなかなかゆっくりできなかったけど、
建物とか、1日では回りきれないほどたくさんの店とか、観光客の多様さとか、また来たいと思わせる不思議な雰囲気を味わいました。
世田谷の梅まつりに行ってきた。
梅まつりは2月9日~3月3日までで、もう終盤にさしかかるというのに梅はまだ3分咲きくらい。
ずっと寒い日が続いたせいだろうか。
たぶん、梅まつりが終わる頃に満開になるんだと思う。笑
でも、屋台や花屋が出てたりして、梅以外にも楽しめた。
もうちょい満開に近くなったらまた行こうかな。
帰りは、先日も行ったホットケーキの店へ。
マジで美味い。
でも、パートナーが頼んだ小倉あんとホイップの組み合わせが不思議…。
あんこ…。
たまたま流れていたCMに思わずツッコミを入れてしまった。
「今どき女子は75%の可愛らしさと、20%の自分らしさでできている」
自分らしさが20%って・・・。
少なすぎでしょ。笑
何だか、イマドキ女子はステレオタイプ的女性性が大部分で、自分らしさや個性がほとんどないと言っているような気さえする。
ステレオタイプ的な女らしさをウリにしてる人より、流行に左右されない個性的な人のほうが魅力的だと個人的に思う。
そして、もう1つ気になったのは、残りの5%は何なのかという疑問。
お金とかだったらイヤだな…。
診断医ハウスとそのチームが、他の医師が解明出来なかった患者の病因を突き止めていくという医療ミステリー。
ハウスは皮肉屋かつ人間不信で、(足の痛み止めの)薬中毒という強烈で個性的なキャラクター。笑
ブラックジョークが超ドぎつい。
また、「患者はウソをつく」という信念のもと、診断の過程で家宅侵入などもする。
でも、ハウスとチームのブレインストーミングは見物。
あと、友人であるガン専門医のウィルソンや、病院長カディとの掛け合いが最高に面白い。
子ども同士のケンカみたいなやり取りは、思わず笑ってしまう。
それから、チームにバイセクシュアルの女医がいたり、性分化疾患の患者が出てきたり、興味をそそられる話しも多い。
まだシーズン4くらいまでしか見てないけど、これからが一層楽しみだ。
とある性教育のジャーナルを読んでいたら、「LGBTIQ」という言葉が目についた。
よく「LGBT」って聞くけど、最近はちゃんと「IQ」もつけるんですね。
L=lesbian レズビアン
G=gay
T=trans gender
I =intersex 性分化疾患
身体的な性別〈性染色体・性腺・内性器・外性器〉が男女のいずれにも典型的でない状態の人、
性器の未分化や両方の特徴を持つ人。
Q=questioner クエスチョナー
自分のセクシャリティー〈性的指向、性自認など〉の特定や、 名づけることを避ける人。
個人的に興味深いのはやっぱり「Q」。
「Q」には、今まであまり関心を持たれてこなかったAセク・ノンセク・パンセク、X-gender、クエスチョニング(揺らいでいる・迷っている段階の性)、トランスヴェスタイト、クィアなどの存在を示している。
LGBTIQというカテゴリーに入れられたくないという人もいるだろうけど、今まであまり表に出てこなかった「Q」という存在を仮定することで、「自分が何なのかわからない」「何者なのか知りたい」という状態の人に居場所を提供しているように思う。
例えば、まだ自分が自分のセクシュアリティに悩んでる時期にこういう情報を知ったら、「自分ってコレに当てはまるかも」「同じような人がいるんだ」って元気付けられるかもしれない。
細分化されすぎてたくさんカテゴリーができるのもどうかと思うけど、「Q」がもっと知られるようになってほしいと思う。
「きのこの山 笹だんご風味」
味は、「あ、笹だんご!」っていう感じで、見事に笹だんごの味を再現してました。
一方、見た目は…。
青と深緑を混ぜたような、なんとも食欲を減退させる色でした。笑
ご当地限定お菓子って面白いですよねー。
ちなみに、きのこの山のご当地シリーズは、↓↓な感じ。
関西限定: ミックスジュースと宇治抹茶風味。
北海道限定: あずきミルクとレアチーズケーキ風味。
東北限定きのこの山: ずんだ風味。
信州限定きのこの山: りんご風味。
静岡限定きのこの山: 緑茶とわさびソフトクリーム風味。
東海限定きのこの山: 栗きんとんと小倉トースト風味。
関西限定のミックスジュース風味が一番気になる。
なんでミックスジュース…。
関西ってミックスジュース有名なの?
犬好きにはたまらない雑学。
犬の大きさによって、水を弾くときに体や顔を左右に振ってブルブルする回数が異なるらしい。
ゴールデンレトリバーは、平均4.3回/1秒間
オーストラリアンシェパードは、平均5回/1秒間
ミニチュアダックスフントは、平均6回/1秒間
チワワは、平均6.5回/1秒間
犬の大きさによって、水を弾くときにかかる遠心力が違うため、ブルブルの回数も違うのだとか。
個人的には、ゴールデンやオーストラリアンシェパードの大型犬と、ダックスやチワワの小型犬を対象にするなら、柴やコーギーなどの中型犬のデータもとってほしかった。笑
ちなみに、うちはビーグルなので中型犬。
だから、ブルブルの回数はオーストラリアンシェパードとダックスフントの間をとって5.5回くらい?
…どーでもいいや。笑
それにしても、1秒間に5回も顔を左右に激しく振るなんて目が回りそうだ…。