強制カムアウトという名のパワハラ、上司と交渉して止めてもらいました。
いやー、良かったー。
パワハラっていうか、人の人権なんだと思ってんだ。
セクマイだからって、そんな公開処刑を受ける義務ないと思います。
上の人が知っていればいいんじゃないですか?
リハビリ科では、リハ課長(女)と役職者4名(男2女2)が知ってるわけですが、
先行研究と同じで、こーいうことってやっぱり男女で反応違うんですよね。
男性役職はスルーというか、以前みたいに声をかけてくれなくなりましたが、
女性役職は変に気を遣ってくれたり、ボディタッチが多くなりました。
まぁ相手の反応に惑わされず、今まで通りでいくつもりです。
でも、”前例がないから”で終わらせずに、
僕個人の我儘を話し合ってくれたことは感謝しています。
余談ですが。
入職当初から、僕の私服や立ち振る舞いに違和感を持っていた人が多かったらしく、
リハ課長は「これでみんなの疑念が解けたね!」とか言ってました。
自分のことなんて、自分が思ってる以上に他人は気にしてないとか言うけど、
意外と気にしてるものなんですね。
以前の記事で、職場(病院)で着るケーシー(診療着)について上司と相談したと書きましたが。
結果として、男女同じデザインのケーシーに変更しようということになりました。
いやー、ありがたい。
お手間かけてすみません。
と、そこまでは良かったんですが、
僕の方から、リハビリ科全てのスタッフにケーシーが変更される理由(僕自身のこと)を
カムアウトして、と上司に言われました。
・・・え。
なにその罰ゲーム。
いま通院しているドクターにも相談したんですが、「それパワハラだよ?何言ってんのそいつ」と。
そうですね、強制カムアウトという名の立派なパワハラですね。
公開処刑みたいなもんです。
「男として扱ってほしい・理解してほしい」という希望があるなら話は別だけど、
ただケーシーを変えたいだけで、扱いや更衣室やトイレなど、他は何も変わらない。
それなのに、全てのリハビリスタッフの前でカムアウトする必要性なんてないと思うんだけど。
・・・という交渉をこれからやらなければならない。
憂鬱だ。
そもそも、うちの上司ちょっと変わってるんだよ…。
入職前なんて、僕のメアドが変わってるからと、ネットで単語の意味調べたり、
論文検索サイトで僕の名前で検索かけたり。
そんなに他人に興味なんてあるもの?
てか、どんだけ暇なんだよ。
そんな暇あるなら新人教育マニュアルでも作れよ。
みんなで助け合いながら歩いてみませんか?
そもそも「Xジェンダー」とは、男性にも女性にも性別を限定しない性自認です。
まだ性自認と性的指向の区別がついていなかった頃の僕は、
自分をXジェンダーだと思っていました。
そして、その頃カムアウトした人には、しばしば言われたものです。
「そのうち治る」とか「考えすぎ」とか「まだ男装ごっこしてるの?」とか。
自分のアイデンティティを全否定されたような、そんな気持ちになりました。
ちなみに、「まだ男装ごっこしてるの?」と言ったのは叔父ですが、未だに会うと言われます。
なので、捻くれている僕はつい、
「そうなんですー、叔父さんも女装してみます?」と皮肉ります。
セクマイの間ですら、Xジェンダーについての正しい理解が得られていないのに、
マジョリティに”男性にも女性にも限定しない性”があるということを認知してもらうのは至難の業。
そんなXジェンダーの人がカムアウトした時、「思い過ごしだろ(笑)」などと言われた時、
どうしたら自分のジェンダーアイデンティティを守ることができるか、
いくつかの方法を紹介しているコラムがありました。
1.押し付けていないか?(セクシュアリティの話が苦手な相手にまで聞かせていないか?)
2.相手の状況を考える(相手が、個人的な問題を抱えていて他者の話を聞く余裕がない)
3.自分について振り返る
(自分の考えや態度が整理されておらず、どうして欲しいのか・どうなりたいのかが伝わらない)
なるほど。
自分のことばかりでなく、相手のことも考えてカムアウトするのがベターですよね。
権利の押しつけ(理解されるのが当たり前)は、僕も好きじゃありません。
面白い記事だったので、リンクはらせていただきます。
「Xジェンダーとか思い過ごしだろ(笑)」にはこう返せ
http://life.letibee.com/lifestyle/xgender-sexuality/
最近観ている海外ドラマで「メトロセクシュアル」という言葉が出てきた。
初めて聞く言葉だ。
女性の様にファッションやスキンケアなどに熱心な洗練された男性のことを言うらしい。
もとは90年代に流行ったコトバで、
「美意識が高く生活スタイルを含めてそこにお金をつぎ込む都会の男性」という意味だったそうな。
今じゃそんなの当たり前になってるけど、90年代じゃまだ美意識の高い男性への偏見が強かったのかな。
ちなみに、性的指向や性自認とは関係ない。
それにしても、
セクシュアリティやジェンダーに関する用語って沢山ありすぎてよく分からん…。
昨日は暑かった…。
東京は30度超え?
熱中症・脱水症など大丈夫でしたか?
そんな中、お弁当を作って多摩動物公園へ行ってきました。
楽しかったんですが、あの広大な敷地を灼熱の中歩くのはやっぱりしんどいです。
上野動物園の4倍の面積だとか…。
それなのに、レストランや売店が4ケ所くらいしかないのでお弁当・飲料水は必須。
でも、広大な敷地故にあまり混雑しないし、ゆっくり動物を見られるのが良いです。
一押しはマレーバク。
この日は珍しく水中に入って人間を威嚇してました。笑
白黒のコントラストといい、ゾウのような鼻といい、綺麗な眼といい、最高です。
あと、噂(?)のモグラ先輩も見てきました。
なにこの毒舌。笑
実物のモグラは思ってた以上に小さくてソワソワしてました。
それから、タヌキ。
この動物園で一番見たかった動物です。
「たぬき山」
ネーミングセンス。笑
ちなみに、23区でも未だに1000頭以上のタヌキが生息しているそうです。
タヌキ大好き。
敷地が広すぎて、狼とかレッサーパンダとか、まわりきれないゾーンもありました。
余談。
お弁当作りで、僕はおにぎり担当したんですが、
当たり前のように味噌にぎりを作ろうとしたらパートナーに驚かれました。
ちなみに味噌は具ではなく表面に塗りたくります。
地域差っていうか、あんまり一般的じゃないんですね。笑
あんなに美味しいのに!
第24回東京国際レズビアン & ゲイ映画祭が7月11日から始まりましたね。
僕は、パートナーとパートナーの友人と3人で行く予定です。
ドキュメンタリー系が面白そうですね。
楽しみだなー。
「第24回東京国際レズビアン & ゲイ映画祭」
http://tokyo-lgff.org/2015/
今月半ばから、職場復帰することになりました。
色々とこちらのお願いを聞いてくれて、雇用側の必死さが伝わってきました。笑
人手不足がハンパないですからね…。
まだ万全ではないので、とりあえず週2~3での頻度で働くことになります。
あと、さりげなく男性用ケーシー(診療着)を着ても良いか尋ねて、返事待ちです。
今はだいたい男女兼用の診療着が多いんですけどね…うちは体質が古いですから。
女性用ケーシーなんて、胸やくびれを強調するラインのデザインで、
屈めばインナーが見えるようなやつなんで、これ以上我慢して着ていたくない。
僕にとっては制服以来の罰ゲームですよ。
ともあれ、また過労で倒れないように適度を心掛けます。
その人の悩みを遠ざけているだけだと言っていた。
表面的。
「これから一緒に勉強するね」と相手に言うのがベストだとは思わない。
肯定も否定もストレートな言葉で言われたいかな…。
スタッフの私生活が落ち着かず、活動をしばらく停止していたalco(アルコ)ですが、
スタッフで少しずつ何かやっていこうという話になり、
定期的にゆるいコラム?を載せていこうということになりました。
できるかなぁ…。笑
僕はもう、SNSでも実生活でもほとんどセクマイ界に足をつっこんでないので、
ネタが無いというか、何を書こうか迷いますが…。
何か取り上げてほしいというようなネタがあったら、教えてください。笑
稿ご期待・・・いや、期待はしないで下さい。
☆ ALCO(アルコ): http://blog.alco.me/