日本性教育学会へ行ってきました~。
大学でのセクシュアル・マイノリティの学生のためのサポート体制についての話や、
レズビアンカップルの同棲における問題の報告など、
興味深い研究報告ばかり。
学会の終わりには、セクマイの学生へのサポート体制について発表された加藤さんと、少しお話させていただきました。
近いうちに、インカレサークルや自助グループを作りたいユースへの支援団体を設立したいとか。
個人的に食いついたね。笑
僕が専攻してる心理学領域では、セクマイに関する研究って少ないから、こういう学会ってすごい貴重。
有意義な時間だったなー。
急に休講が決まって授業がなくなったんで、バイト前に愛犬と長散歩行ってきた。
あじさい畑みたいになってる場所があって、すごい綺麗だった。
そして愛犬。
お腹がすいたのか、しきりに紫陽花の匂いを嗅いでいた。
まさかソレは食わないだろうと思い、微笑ましく愛犬を眺めていたが。
・・・ダメダメダメダメ!
なにやってんだ、お前!笑
こいつにとっては、紫陽花すら食べ物のなるのか・・・。
昨日は、ストレスフルな出来事でイラッイラしてた。
学内で授業アシスタントやらせてもらってるんですが、担当の先生がちょっと…。
実験の授業なのにずっと講義やってて受講生からクレーム来たり、
スゲーうるさかったり目の前で痴話喧嘩してるのに全然注意しなかったり、
学生が質問に来たから応答してたら「私がやります」的に怒ってくし、
もう訳分からん!
私的な愚痴ですんません…。
他の授業のアシスタント仲間たちからも評判が悪く「辞めたほうがいいよ」と言われるけど、中途半端になんか辞めたくない!←自分に負けるの嫌い
バスが40分遅れてて来なくても我慢する質だが、
もう耐えられないです!と助手さんに愚痴ったら、「じゃーサンドバック打っていきなよ」と言われ、助手室へ。
頭の中が「?」のまま部屋に行くと、助手さんが立派なミットを出してきた。
…何で助手室にそんなもんがあるんだ!(爆笑
「よし来い!」と構えてノリノリな助手さんにローキックを教えてもらい、力の限り蹴ってきた!
今まではバッティングセンター行ってたんだけど、手近にいいもん見つけた。笑
途中から、普段から蹴に来てるらしい学部の男の子たちも来て大騒ぎ。
「いつでも蹴に来ていいよ」と言われ、秘かに楽しみにしている。
今日も帰りに寄って蹴って行くつもりだw
ジェンクリへ。
2ヶ月半ぶりくらいか…。
相変わらずグダグダな感じだけど、ナゼかこの先生の前だと素直になれる。
感謝!
年の差40くらいあるけど、危うくホれるとこだ。笑
で、最近の悩みや葛藤や愚痴を話し、先生の愚痴を聞き(笑)、色々また考えさせられることもできたけど、
やっぱり医療化中心のこの世界が自分には重苦しいって感じるわけです。
本来、みんながみんな同じなんて有り得ないんだし、性別違和感にも色んな形があっていいと思う。
だから、性別違和感があるからって、ホルモンや手術を希望するのが当たり前じゃなくていいわけだし、当たり前のような風潮を作ってしまったから居場所が無くなった人もいるわけだし。
でも現実には、社会は、性別違和感=ホルモンや手術を希望する人っていう認識が多くを占めてるわけで。
そうなると、Xジェンダーや医療的処置を希望してない人の居場所が無くなるわけで。
だからもっと、Xジェンダーだったり医療的処置を希望してない人が、胸はって集まれるような落ち着ける場所があればいいのになー。
…なんて愚痴ってたら、「いっそ作りなよ」と。
…そんなに簡単に言わんでください。
でも、今行ってるコミュが遠いってこともあり(片道2時間半)、ちょいと考えた。
作るとしたら埼玉…。
運営ノウハウや社交性や人間性が無いってことが致命的だが…。
夢で終わる話かもしれないけど、どんな形でもいいから一歩を踏み出せたら…と思う。
フロイトの肉声を聞きました。
授業のビデオで。
写真なんかは本に出てるけど、肉声はさすがに貴重らしい。
感想は…写真から想像してた声よりずいぶん高かったなぁ。
咽頭ガンになり、何度も手術したせいらしい。
ビデオは、フロイトの理論とゆうより、フロイトの生涯を描いてた感じで面白かった。
フロイトは優秀だったけど、ユダヤ人だからというだけで大学教授への道を絶たれ、開業した。
当時、ヒステリー患者に対して医者たちは仮病だと決め付けていたけれど、フロイトは患者たちが仮病でないと信じていた。
そんなフロイトを他の医者たちは変人扱いしたけど、彼はそのことに対して、「常識の枠に捉われなかったのは、私がユダヤ人であり少数派だからかもしれない」と言ったそうな。
なるほど、少数派だからこそ見える世界、感じる世界があるんだ。
晩年フロイトは、周りの人間を愛し愛されることこそ、最も幸せなことだと説いたそうな。
今まで、フロイトの理論って極端すぎて好きじゃなかったけど(爆)、彼の人間性というか生涯をほんの少しだけど見て、やっぱりスゴいと思った。
ちなみに、ゲストに三輪さんがきていた。笑
学部から引き続き、三年目の付き合いになる現・修論の指導教員と僕の会話について、「ぎこちなさすぎて見てて痛い」と友達に言われました。
…だって隙がないっていうか、未だに付き合い方が分からないんだもん(泣
余談はさておき。
最近授業で、自分の関心領域に関する論文の発表をよくするんですが、僕は性同一性障害を取り上げた論文を主に発表します。
周辺群を対象にした論文が少ないのが残念だけど。
授業の後半は、発表に対するディスカッションをやるんだけど、やっぱり同性愛と混同してる人が多かった。
性的指向と性自認は一致するものだと思ってるみたいで、
FTMはレズビアン、MTFはゲイだと認識してた。
FTMで恋愛対象が男性の人・MTFで恋愛対象が女性の人もいるってことが、いまいちピンとこないらしい。
あと、性別の違和感を主訴に来たクライアントに対する接し方のディスカッションで、「そーいう目で見られたら困る」という発言をした男がいた。
俺たちにも当然、選ぶ権利があるから。
誰でも良いわけないじゃん。
仮にもカウンセラー志望だろお前!と、内心唸った。
デリカシーのない彼の言葉に、開いた口が塞がらなかった。
ふと不思議に思うことがある。
ゲイやMTFは、芸能界やマスメディアで多く活躍してるのを見るけど、
どうしてレズビアンやFTMってほとんど見ないんだろう?
同じくらいいるはずだよね?
ニュース記事みたいに、MTFのコンテストみたいなのってよく取り上げられるけど、
FTMってそういうのあまり聞かない。
何でなんだろう?
スゲー不思議。
女性は外見を着飾ることを求められて商品化されたりするから、女性→男性よりも、男性→女性の場合の方が注目を浴びるのかな?
よく分からんけど。
あ、動画でタイの医師が言ってたことで、12歳くらいからホルモンを打つっていう話は驚いた。
早すぎない・・・?
タイって性転換が一大産業みたいになってるって聞いたことあるけど、想像以上だ。
最近、大学の図書館に入ったニューフェイス。
「心の性」で生きる
八岩 まどか
色んな人の事例をレポート(ドキュメント?)形式で書いてあります。
専門書だと堅苦しいけど、コレは個人個人の話なので、結構読みやすかった。
僕なんかは最初、専門書を読んだとき、同意する部分と同意しかねる部分があって、
その同意しかねる部分ってのは、Xジェンダーが持つような特徴や傾向がそうさせたんだと思う。
専門書はやっぱり、DSMとかICDにのっかるような中核群や典型例を示す記述が多いけど、
周辺群やその他の性別違和感持ちには、逆に混乱や不安が起こることもあるような気がして。
だから、そういう意味でも、「個人差」を理解するにはいい本なんじゃないかな、と。
個人差ってあまり書かれないけど、大事だと僕は思います。
日本性教育協会主催、
第53回・日本=性研究会議「第18回JASE学術研究補助金」対象者の研究報告が行われるそうです。
テーマは様々ですが、
僕の目当ては、性的マイノリティの学生のためのサポートに関する報告です。
発表者は、加藤慶さん。
6月28日(土)開催で、参加費(1,000円)。
興味のある方は行ってみては。
僕は行きます。笑
詳しくは、日本性教育協会のHPで。
http://www.jase.or.jp/