いつでも会える



「ずうっと、ずっと、大好きだよ」に引き続き、2作目。


「いつでも会える」


絵本の主人公は、犬のシロ。

愛犬と同じ名前だったから、もともとこの本に愛着があった。

この絵本は、ペットが死んで飼い主が悲しむのではなく、飼い主が死んでペットが悲しむという立場で進む。


シロは、ある日、大好きな飼い主の女の子を亡くしてしまう。

寂しくて悲しい。

会いたい、名前を呼んで頭を撫でて欲しい。

やがてシロは、目を瞑って女の子のことを思い出すと、いつでも会えることに気づく。

まぶたの裏で、いつでも女の子の存在を感じることができる。

そうして、大切な人を失った悲しみを乗り越える犬のシロ。




この本で一番好きな場面。

シロが亡くなった女の子を想い泣いたとき、「シロって呼んで、頭をなでて」と願う。

まるで、(自分の愛犬の)シロにそう言われた気がして、たまらなかった。

僕だって、シロって呼んで、頭を撫でてあげたい。


この絵本を読んでいると、(愛犬の)シロとの思い出が溢れてくる。

いっぱい遊んだね。

散歩もたくさんしたし、旅行もいった。

アボカド、トマト、スイカ、メロン、リンゴ、梨、イチゴ、
ブロッコリー、ほうれん草、大根、さつまいも、カボチャ、たくさん食べたね。

おやつもたくさん。
コング、食べるの下手だったけど、一生懸命な姿が可愛かったよ。

寝てる姿も、可愛かった。
面白い顔でよく寝てたね。

抱っこすると、腕に顎をのせてくつろいでた。

いっぱい話もしたね。というか、聞いてもらったね。

いっぱい、一緒に色んなことしたね。

シロの色んな姿や顔が浮かぶよ。

たくさんの思い出、ありがとう。

シロは僕の親友で、恋人で、弟で、僕の子どもみたいだった。

シロ、ありがとう。

いっぱい助けてくれて、支えてくれて、ありがとう。





いつでも会える
いつでも会える
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