ずうっと、ずっと、大好きだよ


前の記事の続きになるけど、

「虹の橋」以外にも、何冊かペットロス関連の絵本を読んだ。


1作目は、「ずうっと、ずっと、大好きだよ」


犬のエルフと、男の子。

好きなら好きと言ってやればよかったのに、エルフが若い時は、言わなくても分かると思って、

家族の誰もエルフに好きって言わなかった。

でも、エルフが年をとってから、男の子は、毎晩寝る前に必ず「エルフ、ずうっと大好きだよ」と言ってあげた。

やがてエルフが天国へいった。

男の子はすごく悲しんだけど、いくらか気持ちが楽だった。

それは、毎晩エルフに「ずうっと大好きだよ」と言ってあげたから。

男の子は、この先、どんな犬を飼っても、毎晩必ず「ずうっと大好きだよ」と言ってあげようと決める。




小学1年の国語の授業で、この物語に出会った。

それからずっとこの話が大好きで、シロがうちに来てから、

僕も、毎晩寝る前に「大好きだよ」と言うようになっていた。

動物を家族の一員としている人たちにとって、動物が大好きで愛しいのは当たり前。

でも、だからこそ生きている時に気持ちを伝えないといけない。

死んでしまってからでは、もう「好きだ」と言えなくなってしまうから、

気持ちをきちんと伝えないと後悔することもある。



絵本の中で、主人公の男の子が「好きなら、好きといってやればよかったのに、

誰も言ってやらなかった。言わなくっても、わかると思っていたんだ」と言うセリフがある。

愛情を注がれた動物たちは、僕らが彼らに大好きだと言わなくても、きっと分かってると思う。

でも、その愛情を口に出して言ってあげたら、きっともっと嬉しいんじゃないかなぁと思う。


僕も、シロが生きてるときに毎晩言ってあげて良かったと思ってる。

「大好きだよ、いい夢見てね、おやすみ」って。




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