トランスジェンダーに教育の機会を


長年教育の機会を得ることができず、半ば売春行為を生活の糧とすることを余儀なくされてきた
トランスジェンダーの人々のための学校が、ブエノスアイレスで開校している。

アルゼンチンでは、トランスベスタイトやトランスジェンダーの約85%が学校を中退し、
約70%が売春行為に携わっている。

また、薬物乱用や暴力、性感染症などによりトランスジェンダーの平均寿命は35歳といわれる。

同校のプロジェクト・コーディネーターは、
「多くの選択肢や機会を与えたい。売春だけが生きる道とならないようにしたい」と語る。



「トランスジェンダーに教育の機会を、アルゼンチンの学校の取り組み」 AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3004434?ctm_campaign=txt_topics




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アルゼンチンは2010年、中南米で初めて同性婚を合法化し、その2年後にはトランスジェンダーの人々が
公的文書で自らの性を選択記入できるようになったそうです。

文化や宗教などによって難しいかもしれないけど、
性的マイノリティの権利が尊重され、性的指向によって教育の機会が奪われることのない社会になることを願います。


日本はどうなのかな…。

LGBTの子どもたちが、学校教育の中で性的指向を含めた市民権を得ているとは言えない。

自身の性的指向を黙殺・否定され、埋没することで学校生活を懸命に過ごし、苦悩している。

かといって、LGBTの子どもたちに何か特別なアプローチが必要かというと、そうではない気がする。

LGBTの存在とそのアイデンティティを見て見ぬふりし、無かったことにしないこと。

それって大事じゃないの?


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