ジェンクリにて


ジェンクリへ行ってきました。
先生の柔らかい笑顔にホッとして入室。
この笑顔に、何を話しても大丈夫だという安心感があります。

色々話したせいか、あまり内容は覚えてないけど、
身体に対する苦痛・不快感が溜まってて、それに対する思いをはき出したかな。
あとは将来のこと。

以前はとにかく焦ってたけど、先生に出会ってからは、
自分の在り方をゆっくり模索していく気持ちが整ってきた。

苦しいけど、たくさん悩んで良かったと思う。
その蓄積が、今の俺の生きる糧になっている。
まだ道のりは遠いけど、諦めずにゆっくりいこうと思う。

あとは、セルフ・ヘルプ・グループの方はどうなってんの?と聞かれたり。
頑張ってますよー。
開催時にはお知らせしますので、是非足を運んでください。


それから、先生が最近読んだ本に対する批評を聞いたり。爆
ここに来ると、先生は何故かおすすめの本を紹介してくれます。
先生の専門と俺が学んでる分野が近いってこともあるのかもしれないけど。

今回は、「ホモセクシャルの世界史/文芸春秋」「性と日本語/NHKブックス」
「本能はどこまで本能か/早川書房」の3冊。

先生は、「本能はどこまで本能か」がお気に入りだそうです。
進化心理学や発達心理学に対する批判とか何とか…。
先生は発達心理学も専門にされているので、熱く語ってらっしゃいました。笑
俺はさっぱりw

個人的に「性と日本語」が気になったので、帰りにブックオフで探して買いました。
面白かったですよ。
女ことば・男ことばとジェンダー、女ことば・男ことばと同性愛、
女ことば・男ことばとアイデンティティ、女と男の中間に位置する人々と言葉…etc。

カウンセリング・・・だよな?と思いつつ(笑)、
日々の生活で誰にもいえない苦悩や将来を語れる場所があることに感謝。

やっぱり人って、自分の気持ちや考えを丁寧に聞いてもらって、
受けいれてもらって初めて、自分に自信が持てたり、勇気が出たり、
頑張ろうって思うようになれるのかもしれない。



6 comments:

  1. カズキ said...:

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    本能ってどこまで本能?無意識な行動が本能とも言えるのか?…自分は今本能や無意識なことに興味があります。無意識で男性だと思って行動していたというFtMとはどういうことか。FtMに限らずだけど、無意識で男性とはどういうことかわからずにいます。ふっと意識して『あ、今男みたいな感覚だった』て思った瞬間から無意識にはならない気もします。両性役割服装倒錯症てGIDとは異なるとされてますよね?自分は両性役割服装倒錯症だったのかも、と最近思います。女の自覚を強く持つこと自体、純女全ての人には当てはまらないのでは?とも思います。意識しすぎない人が性別に疑問を持ち始めてる場合もあるのかな。
    ��0月16日、10年前の今日、初めて日本でSRS(正当とされた)手術がされた日だそうで。今さらながらニュースで知りました。
    自分も本探してみます。医者がすすめてるとハズレがなさそうな気がしてしまいます。

  1. のら said...:

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    ■カズキさん
    無意識で男性とはどういうことか・・・。
    そうですね、改めて言われると分からなくなります。
    生物学的な性差以外、男女で違うものって根本的に考えたら無い気がするし。
    深いこと考えていらっしゃるんですね(^^
    無意識でしたら、ユングはいかがでしょうか(個人的にフロイトの無意識理論は好きでないため/笑)。
    アニマ(男性の中の女性像・女性的性格)・アニムス(女性の中の男性像・男性的性格)の話も出てきて面白いと思いますよ?
    両性役割服装倒錯症はTVの中に入るんでしたよね?(適当ですみません…
    両性役割服装倒錯症は性同一性障害に分類され、フェティシズム的服装倒錯症(これもTV)は、
    性同一性障害ではなく別の分類があるそうです。
    専門家によっては、GID周辺群を全て両性役割服装倒錯症に割り当てる方もいらっしゃるようだし、両性役割服装倒錯症という概念が出されると、僕も自分が何なのかよく分からなくなります。
    ��意識しすぎない人が性別に疑問を持ち始めてる場合もあるのかな
    あるかもしれませんね。
    特に、生物学的性に対する違和感ではなく、性役割に対する違和感・不快感は誰もが持ち得るものではないかな?と思ったりします。
    ��0年前の10月16日、初めて日本で正規のSRSが行われた日なんですか!
    おぉ。知らなかったです!
    ここ10年でGID治療がものすごい発展と進化を遂げた年月なんですね・・・。
    あー・・・長々とすみません。

  1. カズキ said...:

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    ◆深く考えても知識不足なので、のらさんのように新しい知識を取り入れようかと(笑)少ない知識で悩んでも答えが出ないこともあるので(^^;)
    ◆ユングですか。本についてはパラッと見た程度でゞのらさんオススメの本があったらタイトルいくつか教えてもらえませんか?GIDやジェンダーに関する本っていくつかあるけど、どれがいいのかさっぱりです(*_*;)←また古本屋でも行ってみます。GIDとかなかなか見つからなくて大変ですf(^^;)
    ◆フェティシズム的TVは性的興奮を得たいとかだったかな?TVについて詳細まで知らないのに昨日まで知ったかで使ってましたf(^^;)まだまだ色々勉強しなくてはー。。。間違った知識を広めても良くないですからね(^^;
    ◆長文コメント、自分こそ失礼してますゞ一杯言いたいことありすぎて困るくらいです(^^;)のらさんからの長文レスはとても嬉しいです!!性別に関する専門家にでもなればよかったなぁー…人生の道外してしまいました(*_*)笑

  1. のら said...:

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    ■カズキさん
    臨床心理系は専門外なのですが(爆)、ユング関連では「長尾剛 手にとるようにユング心理学がわかる本 かんき出版」が基本的なことが書いてあって読みやすかったなぁ…という印象です。
    あとは、「河合隼雄 ユング心理学入門 培風館」は、少々学問的で難しいですが、ユング入門の古典といわれている本です。
    ジェンクリの先生はお詳しいと思うので、主治医の先生にユング関連でお勧めの本を聞くというのもいいかもしれませんねw
    ジェンダーに関する本は、やはり「加藤秀一・石田仁 図解雑学ジェンダー ナツメ社」がオススメです。社会学からのアプローチで、分かりやすい説明がツボでした。
    GID関連は、ブログ内のお気に入りの本にもあるように、「米沢泉美 トランスジェンダリズム宣言」「吉永みち子 性同一性障害」が個人的に面白かったです。
    吉永さんの本では、Xジェンダーについても触れられていますし。
    こんな感じでしょうか…。
    なんだか、あまり参考にならない気がして申し訳ないです(爆

  1. カズキ said...:

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    色々と有り難うございます!全く聞いたことないタイトルなので、是非入手したいです。社会的、文化的な意味での性別や性差など、性に関する本もどんどん読んで行きたいです(^^)
    理想の女性像や男性像って何年たっても消えない、実は本能で選んでることなのかも。女性らしさが多い女性が魅力的に見えるから好きになったり、ていうのは抜けない考え方なのかも(^^;)オスが華やかでメスが地味な孔雀みたいな世界もあるし、女性だけが美意識強いのは文化的な流れだけじゃないのかな。昔は男性が化粧したりしてたらしいけど、今は真逆ですね。
    生まれもった素材を活かした結果が今のらしさなのかも!?
    話がそれてしまいましたが、先ずは本を探します(^^)

  1. のら said...:

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    ■カズキさん
    いえいえ、何かしらご参考になればうれしいです(^ ^)
    古本屋で色々見定めてから買うのもいいですよねw
    女性らしい女性ほど魅力的に見えて好意をもたれる社会的文化があるから、男性よりも女性の方が美意識が強くなったのでしょうか?
    そういう意味では、カズキさんの仰るように本能(人間の進化によって備わったもの)が与える機能も大きそうですよね。
    あとは文化だけでなく、時代も大きく関わっているのかも。
    日本において性役割分業ができたのは、産業化以後に「男性は外で働き女性は家事をする」という役割分業が進展したためであり、そのせいで、労働力を養うこと(男)と子供を育てること(女)が定着したそうです。
    ぅーん・・・ようするに、文化・時代背景・本能が絡み合ってるってことですかね。
    お気に入りの本が見つかると良いですねw

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