トランスジェンダー


トランスジェンダーって、トランスヴェスタイトよりも新しい言葉なんですね。

トランスヴェスタイト(異性装者)にもトランスセクシャルにも分類できない境界領域の人を指す言葉として、トランスジェンダーという言葉が考案されたそうです。

そんで、性科学者のヴァージニア・プリンスという人がトランスジェンダーという言葉を広めたらしく、
それ以降、「通常とは異なったジェンダー・アイデンティティをもつ人や、ジェンダー・アイデンティティに絡む何らかの問題を抱える人」に対して使われる用語になったんだって。

日本では近年とりあげられるようになった問題も、諸外国では前からあった問題なんだね。


諸外国はどうなのか知らないけど、日本は性同一性障害をはじめ、性別違和感にも程度の差がある事はあまり表立って言われない。

だから、曖昧な性自認を持つ人たちは不安になったり、無理して典型的な枠にはまろうとするのかもしれない。

何かもっと、女男という性自認を持つ人の他に、中性・無性・両性や、あやふやな性自認を持つ人もいるってことを表立って表現されればいいな。

何だか性別違和感っていうと、当たり前のように手術とかホルモン注射とかの話が出るけど、
性別の転換を望む人もいれば、そこまで望まない人もいるって事があまり知らされてないのが残念で。

性自認だけで生きるのって大変なことだと思うわけです。
証明するものは本人の言葉しかないわけだから。

でも、個人のアイデンティティって体を変えなきゃ形成できないなんて事は、決してないと思うんですよね。

だから、まだ何もしてない人・する希望がない人・途中の人、そういう性別違和感持ちの人達を軽視する流れを見るたびに残念な気持ちになります。



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