お手伝い

昨日は、失語症の集いへ行ってきました。
学校の実習の一つで、ボランティアとして参加。

 
失語症とは、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害によって脳の言語機能の中枢が
損傷されることにより、「聞く」「話す」といった音声に関わる機能や
「読む」「書く」といった文字に関わる機能が障害された状態のこと。
 
私と同年代(20代)の方もたくさんいらっしゃって、驚きました。
交通事故の頭部外傷で失語症になった方や、若くして脳出血を呈し失語症になった方など、
さまざま。

 
印象に残ったのは、当事者の方の体験談。 
「失語症になった自分はもう、結婚して父親になれないと思っていた」という言葉が切なかった。

 
それでも、その人のパートナーの女性は、「今後、子どもが就学して、
学校で「お前のお父さんどうして他のお父さんと違うの?」と言われることがあったら、
「あなたのお父さんは、他のお父さんにはできないすごいことができるのよ」と
言ってあげたいです」と仰っていて、思わずホロっときましたね。
 
障がい受容って、当人のみならず家族にとっても大きな問題なんだと改めて思いました。

 
 

あとは、とあるお医者さんの講演も印象深かったな。
何らかのハンデを背負った人間が、自分の状態を受容し、
前向きに生きようとするのに重要な要素について。

 
それは、同じハンデを持つ仲間と交流することと、将来への目標を持つことだという。
 
それを自分に当てはめて考えると、「あぁ、確かにそうだなぁ」と思う。 
 
同じように性別違和を抱える仲間と出会って、1人じゃないって思えるようになって、
交流するうちに将来自分がどうなりたいかっていうのも考えられるようになった。
 
そう考えると、やっぱり同じような悩みを抱える仲間との出会いって大きいな、と思います。
  

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