少女革命ウテナ


少女革命ウテナのDVD-BOX(前編)が出てると…。

10年以上前にやってたのかと思うと、何か不思議。

欲しいけど価格がなー。
高いよなー。

哲学の本にコレが載ってるのを見たときは、「・・・?!」ってなったけどね。笑
てか、哲学の本に載ってるっていう事がスゴイですけどね。

しかも大学の授業の教材。
先生の話そっちのけで読みましたけど。爆

アホっぽいのが全開になる時とか、くだらなさまっしぐらで最高。
シリアスとアホーな回がバランスよく(?)あるのがまた面白い。


この作品は、女性の多くが感じるであろう男性優位の社会に対する疑念を、ウテナの成長を通して表現しているところが良い。
「女の子らしくって何?」というウテナの疑問は、ジェンダーの問題意識(特に女性性)を象徴している。

女性が当たり前のように押し付けられ、周りの女の子は抵抗もなく受容しようとする「女らしさ」について、彼女は容易に受容せず(できず)、「男・女」ではなく「自分らしさ」について探究していこうとする。

そんなウテナの葛藤や思いは、「男だとか女だとか、そうじゃなくて、自分は自分で、一人の人間としてこういうふうに生きていきたい」…というメッセージとも読み取れる。

「男・女じゃなくて、俺自身を見てほしいのに…」
そんなことを強く思っていた俺にとって、この作品はグッとくるものがあった。



それから、この作品を好きな理由は、女性性だけに偏らない視点をくれるところ。

フェミニズムやジェンダーの視点から論じてる書籍はよく見るけど、
実は女性性の問題だけじゃなくて、男性性の問題提起も表現している。

「男はこうあるべき」というような、既存の男性性にこだわることに対する男性への問いかけ・疑問も垣間見られる部分がある。
それは、「男らしさ」を押し付けられることを不快に思う男性もいるという意味でもある。

女性が女らしさから解放されるには、男性が男らしさから解放されることが不可欠だ…
という言葉があるように(誰のだっけ?)、
どちらか一方の視点に偏って物事を見ると、やっぱり視界も狭まってしまう。

もちろん、性別にこだわらない・とらわれない生き方ができたらどんなにいいだろう…と思うけど、なかなか自分も世の中も性別というカテゴリー無しに暮らしていくことは、時に難しい。

だから、「女」とか「男」に偏らないで、両方の在り方に目を向けて物事を見つめたり考える姿勢も育んでいきたいと、ウテナを見るとそう思うんです。


ちなみに、DVD-BOXの後編は、2009年3月11日。
あと1週間。笑



2 comments:

  1. カズキ said...:

    SECRET: 0
    PASS:
    アニメ見てました(笑)名前忘れたけどウテナじゃない紫の髪の子が好きでした(^^

  1. めぐむ said...:

    SECRET: 0
    PASS:
    ◆カズキさん
    カズキさんも見てましたか。笑
    紫の髪の子というと…アンシーでしょうかw
    僕は小さいサルみたいのが好きでした(人外かよ

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