ところがドッコイ

今は普段、あまりセクのことで差別されることがない恵まれた環境にいるせいか、
「セクマイに対する偏見・差別って、以前より良くなったんじゃない?」と思うことが多々あった。

ところがドッコイ。
この恵まれた環境を一歩出たとたん、そんな思い込みは一気に消え去る。

それは卒論絡みの事。
テーマは同性愛についてで、それに関する質問紙(アンケート)を大学で配ると、回収するときによく「ホモですか?」と聞かれる。

そう聞かれた一番初めは、聞かれてる意味が分からなかった。
だって、「ホモ」なんてほぼ使わない言葉だもん。
普段は「ゲイ」って言ってるから、とっさに頭の中で意味が繋がらなかった。

でも驚いた。
「ホモ」が差別用語だってこと、意外と知られてないんだね…。
当事者が「ホモ」なんて間近で聞いたら、イヤな思いしないんだろーか?

それから、「オカマ」ですか?って聞いてくる人もいる。
「ぇ?この場合オナベだよな?」と意味もなく考えるけど(笑

性同一性障害と間違えて聞いてくる人もいたなぁ…。

あとは、自分が記入した質問紙の表紙に「メルアド教えて~」と書いて返してくる人も。
そーいう人は、記入した質問紙を見ればすぐに本気か否か分かる。

いずれにせよ、失礼極まりないヨー。

同性愛をテーマにすると決めた時点で、こーいう冷やかしとかは予測してたけど、あまりに多いから正直呆れた。
同性愛が依然として差別・偏見にさらされてることを身を持って体験した。

こんな中で生活している当事者は、さぞ生きづらいよね。
もしかしたら、性別違和感を持ってることをカムアウトするより、同性愛者であることをカムアウトする方が高リスクかもしれない。


つーかやっぱり、セクマイに対する正しい理解のための教育って、絶対必要だと思う…。


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