ジェンクリ 読書感想文

ジェンクリでした。

相変わらず先生オススメ本の話が1/3を占めました。笑
今回は「幽霊人命救助隊 高野和明」。

自殺によって命を絶ち幽霊になった4人の男女が、天国行きと引きかえに神様の命令で
自殺しようとしている人達100人助ける…というストーリー。

先生の話を聞いていて面白いと思ったのは、4人が助ける100人の人々の中には自分たちも
含まれていて、それぞれが自殺した後の無残な自分の遺体を見ることになり、
「死と生」について考える。

生きる意味ってなに?死ぬとどうなるの?など、死生観について考えるには
面白そうな本だと思った。
ただ、時間がある時にしか読めないくらい分厚い文庫本らしい。笑


他は、性自認ってどこからくるんだろうね?という話とか。
先生は、パス度とか役割とかじゃなくて、全ては自分の内の問題だと言う。
それは、あれこれ考えるんじゃなく自然に感じるもの。

だから、一時的に希望する性の外見・役割・言動を取り込もうと頑張りすぎるけど、
やがてそれにこだわらなくなってくるという。

例えばMTFで、身体的には男性でも自分が女という性自認を持っていれば、
自分が女性であることにはかわりないんだから、
自分が快適に感じる自然体でいればいいんじゃないの?
それが男性的か女性的かを問うのはナンセンスだ、ということ。

そうなんだよね、当たり前だけど自分のジェンダー・アイデンティティを決めるのは
自分しかいない。
だから、自分が「これでいいんだ」って思う在り方が定まれば、色んな問題が解決されて
いくようになるかもしれない。

たぶん先生は、そのままでいいんだから頑張りすぎるなよ、と俺に言いたかったのかも。
大事なのは、「自分が選んだ「らしさ」の形」だということが分かった気がした。


それから、来年のGID学会は長崎で遠いね…という話とか。
先生も来れないみたいだし…。
行きたいけど、さすがに長崎は無理…距離よりお金が。笑



6 comments:

  1. Loki said...:

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    長崎ですか.
    確かに距離的には遠い.
    でも,今年,初めて福岡に行って知ったのですが,
    ビジネス向けの飛行機の旅券がパックになってるのを使うと学割を使うより安く,行けたりしますよ.
    大阪とかだと,パックの方が新幹線(学割)+宿泊代より安くなります..
    ホテルの宿泊代1泊+飛行機のチケットで,福岡に行きましたが,4万円くらいだったかな.
    ホテルや飛行機のグレードやオプションによっても変わりますが.トラベックスとか楽天とかが安いかな,
    あと,あんまり知りませんが,タビックスっていうwebショップが安いらしいです.

  1. 紗千 said...:

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    こんにちは。お久し振りです。お元気ですか?
    感じるままにいて拘らなければいいんですね。自然体でいたいです。
    私もホントに最近ですが感じるままに生きられればと思って、進路とか今の所属とか一ヵ月後にゴロっと変えることにしました。今その準備に追われていますwww
    長崎ですか~ 学会とか出張費用は学校に拠出していただいたり・・・難しいですね

  1. カズキ said...:

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    無意識な性が本来の性別だとは思うけど、男じゃないの?とか違和感がちょっと出てきたり、性別に関する知識がついたら無意識ではなくなってる場合もありそうです。
    無意識でFTMになろうとしてたり、意識的に性別について考えるようになったり。
    現在ガイドラインはあるけど、GIDの原因とか根本的なものは未だに解明されてないので、医者に不信感はあります(^^;何を見てGIDと断言してるのやら。嘘ついた人が紛れていても気付かないのでは?
    結局は自分の生き方にあわせたサポートを医者に頼んでるだけにも思います。
    大掛かりな整形というか。
    違和感があってもなくてもFTMが男になりたいなら診断書書くよ?な医者もいるようです。

  1. のら said...:

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    ■Lokiさん
    せっかくだから行って来ようかと思い始めました。笑
    パックなら結構安くなりますか。
    うん、検討しよう・・・。
    webショップも観てみます。
    素敵情報ありがとうございます!

  1. のら said...:

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    ■紗千さん
    お久しぶりです(^^)
    紗千さんもお元気ですか?
    お忙しい日を送っておられるようで。
    環境を一変させるのは大変でしょうけど、紗千さんの生きやすい状態になることを影ながら応援してます。
    感じるままに生きられたら・・・僕も本当そう思います。
    学会へ行く場合は幾らか学校が出してくれるんですが、所属してる学部の分野以外の学会へ行く場合は費用は出ないという・・・(泣
    色々策を練ってみます。笑

  1. のら said...:

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    ■カズキさん
    確かに現在のガイドラインはまだ不足してる点がありますね。
    ��IDの原因だって今は先天性説が主流ですが、後天性説を唱える学者もいますし・・・。爆
    ��何を見てGIDと断言してるのか
    ��嘘ついた人が紛れていても気付かないのでは?
    その点を考えると、僕も若干不信感はあります。
    最近「GIDと嘘」という論文を書かれた方がいました。
    それには、GIDの人がつく嘘というのは必要な嘘であるということが一部書かれていましたが、個人的に疑問でした。
    診断をもらうということはリスクを背負うことになるということを、GIDという診断名に頼り切った現状では軽視されがちな気がします。
    ��自分の生き方にあわせたサポートを医者に~
    これは難しい問題ですね。
    例えば、今の苦しい状態を自分の力だけでは乗り越えられないから、医師や専門家と相談して生きやすい環境作りをしていく・・・という意味でサポートを頼むというのは個人的にはアリだと思います。
    ただ、それが疾病による利得を得るためなら話は別ですが・・・。
    長々と失礼しました(^^;

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