容認と興味本位は違う


卒論で必要な先行研究を探してる最中に、面白い論文を見つけた。
「やおい研究」(笑

正直、やおいってあまり好きじゃないんだけど、この方面の研究してる人がいるっていうことが面白いと思った。

社会学って何でも研究対象にできていいなぁ。
心理学って、何でも研究の対象になるとか言いつつ、限られるんだよね・・・。
セクシュアリティ研究なんて、まだまだ日本の心理学じゃ恰好のヤジの対象。

で、その論文曰く、やおい好きな人は、ジェンダー意識が強いそうだ。
つまり、フェミニストっぽい人が多いんだって。

・・・まぁ、言われてみれば「女らしさ」とかに抵抗してそうな感じはある。
でも、その根拠がちゃんと書いてなくて、よく分からない。

それから、同論文曰く、やおい好きな人は、同性愛を容認する傾向が強いそうだ。


・・・そうか?


確かに、表面的には同性愛を容認するかもしれないけど、
やおいとゲイって違うものでしょ?

やおい好きな人が、必ずしも同性愛を「ちゃんと理解」した上で容認してるかは、
疑問が残る。
(あ、でも、セクマイの人がやおい好きっていうこともあるのか・・・。)

僕の大学の仲間で、やおい好きな子が結構いるけど、「綺麗じゃなきゃホモじゃない」とか言うし。
意味分かんないよ。とんだ差別発言だよ。
イケメンにしないと商品が売れないから、みんなイケメンなんだろうけど。笑

そういう部分で、やおいって、同性愛を容認する傾向を強めたかもしれないけど、
同時に同性愛への偏見をさらに生んでしまったことも否定できないんじゃないかな。
「綺麗じゃなきゃホモじゃない」っていう発言なんて、まさにその典型。

個人で楽しむ分には大いに楽しんでいいと思うけど。


そして、その論文を読んで最後に思ったこと・・・。
やおいとBLって何が違うんですか???

4 comments:

  1. said...:

    SECRET: 0
    PASS:
    当方門外漢につき詳細は不明ですが 
    やおいは元ネタありの同性愛モノ
    BLはオリジナルキャラでの同性愛モノ 
    そう思ってました 
    間違ってたらすみません(笑) 

  1. ユキ said...:

    SECRET: 0
    PASS:
    こんにちは、のらさん。
    「そうかなあ?」に同感です。
    同性愛にマジで抵抗ない人間が読むと
    たぶんなんかムズムズするのではと…。
    男が好きな訳じゃなくて彼が好きなだけ、とか、
    どう考えてもゲイかバイなのに
    キャラクターを「ホモ」にはしたくないんだろうな
    って感じが漂ってるものもあります。
    容認してる傾向は、決して強くないと思いますよ。

  1. の ら said...:

    SECRET: 0
    PASS:
    ◇ユキさん
    ご賛同いただき嬉しゅうございます。笑
    ��キャラクターを「ホモ」にはしたくないんだろうな
    まさにそんな感じですよね。
    容認ではなく、あくまで娯楽の一部として考えてるのかもしれないですね。
    変な感じです。

  1. の ら said...:

    SECRET: 0
    PASS:
    ◆駈さん
    なるほど。やおいは元ネタ、BLはオリジナルなんですね!
    調べてみたら、まさにその通りでしたw
    教えてくださってありがとうごぜーましたw
    ・・・また一つ大人になりました。笑
    ずっと同じものだと思ってたんですが、ちゃんと区別されてるものなんですね。
    ビックリです。

Post a Comment