小さな興味


先日、学校のロッカールームでしゃがんで教科書を整理してたら、
隣にいたクラスの人に「坐り方が男の子だよー」って言われた。

何だか、座り方に性差があるっていうことをちゃんと認識していることが面白いと思った。

一般的な日常の言動をどれくらいの人が「これは男」「これは女」って認識してるのかは分からんけど、何気にちゃんと意識して「自分の生物学的性別に沿った」言動をとっているんだなぁ、と。

ささいなことだけど。

誰が教えたわけでもないのに、しっかりしみついているジェンダー。

ある意味スゴイけど怖い。

そのことに疑問を抱くか否かの違いなんだろうけど、個人的にはジェンダー・センシティビティって大切だと思う。

以前、大学院の時に演習で「一日に自分が認識するジェンダー的な出来事」というのを日記法(Diary Method)でデータ採取して分析したことがあるんだけど、
オレの場合はジェンダー・センシティビティが高すぎて、他の院生さんと比較分析できなかったという残念なことがあった。笑

ジェンダーやセクシュアリティに何らかの問題を持ってる人や、セクマイの人なんかはジェンダー・センシティビティが高いだろうなぁと思うんだけど、
いわゆるマジョリティと呼ばれる人たちは、どのくらいジェンダー・センシティビティを持っているんだろうかと興味がわくところ。


ちなみに。
ジェンダー・センシティビティを扱った論文もアル。

宮地尚子 2005 ジェンダー・センシティブ・サイコセラピー  治療者のジェンダー・センシティビティ 精神療法 Vol.31, 177-183
(※精神療法 (Vol.31No.2)は、ジェンダー・センシティブ・サイコセラピー特集)


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