ジェンダー・パーソナリティ

勉強会に行ってきました。
ジェンダー研究関連の。

最近はセクシュアリティばっかりやってたので久々に触れたんですが、
やっぱり面白いなジェンダー研究は。
あと、今回はバリバリのフェミニズムやってる人がいなかったので、トランスの話もちょっと出た。

面白かったのは、ジェンダー・パーソナリティの話。

赤ん坊を「男の子です」といって他者に紹介すると、「力強そう、元気が良い、将来たくましくなるのよ」などと言われ、
「女の子です」といって紹介すると、「優しそう、品が良い、愛嬌がある」などと言われるのだという。

つまり、男性なら「決断力、指導力、勇敢さ」といった男性パーソナリティ、
女性なら「思いやり、人に尽くす、謙虚な」といった女性パーソナリティが社会的性として期待される
ように、赤ん坊にすら社会が望む性別にそったジェンダー・パーソナリティが期待されるという話。

人は生まれたときから性別を問われていると言うが、まさにそれを表している話だと思った。

それから、勉強会に来た人の中で2月のGID学会に行くっていう人がいて、雰囲気とか色々聞いてみた。笑
学会では珍しく、当事者が多く来るのだそうな。
僕は自分の分野のお堅い学会のイメージが強いのでちょっと驚いた。

長崎・・・遠い。
でも、もうチケット予約しちゃったし。爆
A●Aで航空券+宿泊のセット。
安かったんですw
観光もできますw←それメイン?

まぁ、高いところダメなんですけどね!


6 comments:

  1. said...:

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    赤ん坊の頃から男女の壁ってあるんですね  
    自分もその中で育てられた訳だし…
    刷り込みって怖いなと思ってしまいました

  1. Loki said...:

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    勉強になります.
    つまり生まれたときから,ステレオタイプな(恐らく文化圏別?)性別のパーソナリティを
    期待される・・・ということでしょうか?
    これってよく赤ちゃんの性別を聞くとき,「女の子ですか?」と聞くのが慣例になっているのは
    女である=かわいらしくみえる で,仮に男の子だった(間違えていた)場合でも,見た目がかわいい,美しい という意味で丸く治めるってのとおなじなのかな?
    ちょっとズレるかも知れないですが,そもそも 美=女性的な という意味があるような気がします.(日本のみかもわかりませんが)BLモノに出てくるのも,ジャ○ーズにいるような子も女性的な線の細いキャラクターだったり...でも「ハンサム」といわれる美(J○NONスーパーボーイみたいな)は逞しい感じの子もいるなぁ...でもその逆に「ボーイッシュ」な女がなかなか美しいとされることが少ない気が・・・(かわいいはあっても)
    今度,美学者に聞いてみようかな.

  1. のら said...:

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    ■駈さん
    本当、刷り込みって怖いですよね。
    知らないうちにそれが当たり前になっていくんだから。
    よく、3歳までには性自認が決まるといいますが、生まれてすぐからこんなふうに
    社会化されていく環境の中にいれば、そうもなりますよね。

  1. のら said...:

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    ■Lokiさん
    そうですね、ステレオタイプな性別のパーソナリティを生まれた時から期待されるってことですね。
    生まれてすぐから社会化が始まっているなんてある意味切ない気もします。
    「美」はやはり女性的要素の1つなのでしょうかね。
    「美」を競うミスコン(?)なんかも女性のコンテストの方が多いし。
    でも、男性であろうと女性であろうと、個人が女性的な容姿であると美しさを求められる傾向が強い気がします。
    BLの女性的なキャラクターは何なんでしょうね。笑
    でも確かに、ハンサムの「美」は女性的な「美」という感じはしませんね。
    ボーイッシュと「美」はなかなか交わらない関係なのかもしれません。
    美学者の話、興味深いことが聞けそうでいいですね!

  1. とし said...:

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    赤ちゃんの話は興味深いですね!
    赤ちゃんがジェンダーを「期待されている」という見方もありますが、回答者の側が「期待している」というか、そう回答するよう「社会化」されている事に興味がわきました。
    対象のみかけの性別によって勇敢・謙虚といったようなお世辞を言いかえる人が多いことは、ジェンダーらしさを言及されるのを好まない人や、トランスジェンダーからすればバリエーション不足のお世辞になってしまい、煩わしさを増やすやりとりになってしまうわけでしょうが、そのように発言している側が、どれだけジェンダーらしさの言及について意識的なのかや、自身が既存の性役割に受容的なのかも気になります。
    男らしさや女らしさの期待の窮屈さは、ほとんどの人が多かれ少なかれ経験されているような気がしますが、それでも意識的でない場合は、赤ちゃんのような無防備な相手なら尚更ついジェンダー的なことを言ってしまうかもしれないんですかね。しかもお世辞のようないいことだと、セクハラに該当しかねない悪口と違って悪気を感じにくそうですし、ポロッといってしまいそうです。
    何故ジェンダーに依った表現をしてしまうのか、すごく気になります!逆に、ジェンダーフリーでどれだけ話せるのかも気になったり………何でも気になってますが、一番気になったのはA○A楽パック。私もA○Aで予約しました(笑)安くて感動です。

  1. のら said...:

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    ■としさん
    レスが遅くてごめんなさい;
    コメント参考になりますw
    なぜジェンダーに依った表現をしてしまうのか・・・気になりますね!
    多くの人が既存の性役割を受容しているのは、既存のジェンダーに沿った生き方・表現をした方が楽だからなのか、そうすることで自分も多数派であることを周囲に知らせたい・安心感を得たいからなのか・・・色々と考えてしまいます。笑
    どれだけジェンダーに対して敏感になれるか(意識できるか)・・・ということが、既存の性役割意識が薄れてきた現代社会において人々に求められている事のような気がします。
    としさんもA●Aで予約されましたかw
    かなり安いですよね!
    学会でまたお会いできるのを楽しみにしています*

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