学校生活とセクマイ

最近入ったセクマイサークルのトーク・イベントへ行ってきました。

イギリスから行政スタッフを招いて、イギリスのセクマイの若者に対するサポートシステムの話を聞いたり、日本の現状を考えたり、
シンポジウムみたいな感じでした。

日本でもイギリスでも、セクマイの若者が自殺やイジメや不登校に陥ってしまう率は変わらないという報告だったけど、
何が違うかっていうと、日本には悩むセクマイの若者に対するサポート体制がほぼないってこと。

学校では異性愛・マジョリティが前提とされ、セクマイに関する正しい情報を得ることは難しい。
相談機関も少ないし、大人に相談しても「思春期、気の迷い、間違い、情報がないから分からない」で終わってしまうことが多い。


考えてみれば、学校での性教育に対する抑制が働いてる今、セクマイに関する情報は尚更得にくくなってる。

俺が高2のとき(6年前)、家庭科で「多様な家族」についてやったんだけど、教科書のイラストに同性同士のカップルの絵が描いてあった。
それで教師は、外国ではホモで養子を持つのもいるが、子供はまともに育つわけない、みたいな事言ったのをスゲー覚えてる。

首絞めてやろうと思ったくらい腹立った。
もし当時のあのクラスにゲイの生徒がいたとしたら、どんな気持ちで聞いてたか。

今は、多様な家族の描写から同性カップルの描写が削除されてるそうな。
保守的というか、後退してってる感じが否めない。

セクマイって、ただでさえモデルがいないのに、こうやって国がセクマイの存在を無いものとして扱うことで、思春期のセクマイたちは自己肯定できなかったり、将来像を描けなかったり、たくさん辛い思いをするんだと思う。

せめて性教育はちゃんとやってほしい…。


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