なりたい自分としたい格好


TVで‘’女装男子‘’特集がやっていた。

取材リポーターが必ず聞く質問が、「恋愛対象はどっちなの?」。

いわゆる異性装をしてるからといって、同性愛とは限らないし、生物学的性別と別の性別になりたいと思ってるとは限らない。

性自認と性指向は違うものだという認識がないからだと思うが、いちいち個人の性指向を確認してたのが何だか嫌だった。

また、取材した男の子の母親が「女の子になりたいの?」と尋ね、本人が「違う。男が好きな訳でも、女になりたい訳でもない」と答えると、すごく安心した顔をして接してたのが印象的だった。

女装だけなら容認できるが、セクマイであることは容認できない、と間接的に訴えているような感じで切ない。

子供を心配するのは当たり前なんだろうけど。

女装とか男装をすると、他人は同性愛だの性同一性障害だのを連想するんだろうが、番組で特集を組むぐらいなら、性自認と性指向の違いを伝えるくらいしてほしい。

女装男子とか男装女子って最近よく聞くけど、トランス・ヴェスタイトっていう言葉がもっと社会的に認知されたら、自分のアイデンティティを考えるときに役立つ人がいるのでは?と思ったりする。

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