学校の女友達と話をしていたときに、やっぱり自分とは根本から違うのだろうか?理解し合うことはできないのかな?と思うことがあった。
歩き方の話で、僕が特に何の意図もなしに「歩き方って男女で違うよね」と言ったら、女友達2人は「違わないでしょー。気にしすぎだよー」と返した。
”気にしすぎ”、という言葉に僕は弱い。
それは、自分がトランスで、ジェンダーや性に関して敏感だと自覚しているから。
だから、自分の言っていることや見えている世界が偏っていることも分かってる。
話し方、ことば、しぐさ、行動、服装、骨格、…etc。
日常の全てに性別の記号を読み取っている。
それは、多くのセクマイの人が持っている視点だと思う。
それだけ、日常は性別の記号で満ちているのではないのかな…。
ある意味、自分にとってはそういったジェンダーが大きなテーマでもあるので、
それを「気にしすぎ」と言われると、やっぱり切なくなる。
歩き方の話以外でも、例えば、どうして銀行や会社の窓口・受付には大抵若い女性がいるのかとか。
女友達は、「別にいいじゃん。若いからそれしかできないんだよ」と言ったけど、そのことに驚いた。
どうして”若い女性”なのかとか、自分がある程度年齢を重ねたらどう扱われるのかとか…とか、そういったことは考えないのだろうか…。
自分たちの問題でもあるのに、すごく鈍感だなと感じてしまったけど、
彼女たちの感覚が”フツー”なのかもしれない。
ジェンダーに対して過敏であることは、周りから見れば「気にしすぎ」「疲れないの?」という感じなのかもしれない。
でも、建設的に見れば、社会のジェンダー規範を押しつけられない自分らしい生き方ができるのではないのかな…と思う今日この頃。
そんな簡単にはいかないけどね。笑
Tuesday, November 16, 2010
Labels:
Backnumber Jugem,
Sexuality-_-gender
0 comments: