最強のふたり


「最強のふたり」という映画を観てきた。

パラグライダーの事故で全身麻痺になった富豪の男と、介護役として雇われた青年の、実話を基にした話。

ハンデを持つ人に対して良かれと思ってとった行動が、期せずして上から目線の憐みや同情といった偏見になってしまったり、時には傷つけてしまったり・・・。

”障がい者”ではなく対等な1人の人間として付き合うということの難しさを感じさせてくれる作品だった。

ボクも前の職場では、上司に毎日のように「私たちはあなたを男として雇ったんだから」と言われ、時には「私たちは障がい者を立派に育てなきゃいけないの」と言われ、他部署のスタッフにカムアウトすることを強要され、メンズスーツを買うことを強いられ(仕事着はエプロンなのにw)、男性的言動を強く求められた・・・。

上司たちは、良かれと思ってしてくれた言動なのかもしれないが、ボクにとっては偏見の塊みたいな職場だったし、あくまで障がい者としてしか接してもらえなかったのが切なかった。
それを乗り越えられなかった自分も情けなかった。

先入観のない付き合いって難しいね。

あとは、セグウェイより速い電動車椅子とか、秘書の女の人が実はビアンだったというくだりが面白かったw







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