非障害者の障害受容過程

前記事に続き、また真面目な話題ですんません。

今回は、「非障害者の障害受容」について。
つまり、誰かにカムアウトされた非障害者がどのように相手の障害を受容していくか、という過程。


①障害について、「ない方が良い」と単純に考えている非障害者は、身近な人が何らかの障害を抱えていることをカムアウトされて知ると、障害というものについて考え始める。

そして、相手の主張を「無条件に受け入れなければならない」と考えて、行動する。
そのような背景には、障害を持つ相手に対する同情(かわいそうだから…)という気持ちが存在する。



②そのうち、相手の主張に違和感や否定的な気持ちを感じたりして、相手の言動を全て受け入れることに無理を感じ始める。
そして、相手のためにやっていること(無条件に受け入れること)が、実は偽善であることに気づく。 



③その後、上手くいけば相手と自分の世界の価値観を無理なく両立させる言動がとれるようになり、ハンデの有り無しに関係なく、対等な関係を築けるようになる。
しかし、相手との関係が気まずくなり、もとの関係そのものが壊れてしまう場合もある。



こんな感じの経験、僕もあります…。

とある友達にカムアウトしたあと、最初は良い感じだったんですが、こちらから見ても「無理して(気遣って)受け入れようとしてる…」と分かる言動が多くなって、お互いだんだん気まずくなって、関係自体が修復不可能になちゃいました…。

その友達は、自分なりに「友達だから受け入れてあげなきゃ…」と思って対応してくれたんだと思うんですが、僕がまだ若かったこともあって、その友達の姿勢が理解を示すこと・受け入れることが義務のような感じに思えてしまって、以前のような友人関係を維持できなくなちゃったんです。

その子には申し訳なかったな…と、今でもふと思い出します。
カムする側とされる側、両方が互いの気持ちや態度を考えて対応し合あえることが最善なんだと思いますが、なかなか難しいですね。

でも、失敗体験だけじゃなくて成功体験もしてることが、「この人にはカムアウトしておきたい」っていう気持ちに繋がるんだと思います。


なんだか、話がズレちゃった感じがしますが(笑)、
障害者の視点じゃなくて非障害者の視点で障害受容を考えるというのが新鮮だなと思いました。




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