たまにはマジメに

“性的マイノリティへの理解が深まりつつある”
よく聞くセリフ。
でも本当にそうなのだろーか?

社会意識が少しずつ変わって、確かに以前よりずいぶんマイノリティが生きやすいようになった部分もあるよね。
けど、変わっていかなきゃならない制度や精神医学的方針は変わってない。

大学で、様々な精神障害について書いてある英語の専門書を読む授業があるんよ。
そこに、直訳すると「異性装者は性的逸脱」とか「同性に欲情するのは性錯倒」とか、何の配慮もなく書いてあんのさ。
その本は、特に古いものっていうわけじゃなく、2002年のもの。
もう唖然としたよ。

精神医学の専門家たちがこんなんじゃ、社会意識が変わるわけない。
だいたい、異性装者(トランスヴェスタイト)を女装・男装することで性的な興奮を得る人たちって捉えることすら、間違いな気がする。

おまけに、別な授業で「性同一性障害」を習ったけど、それを教えた教授の言い方は、まるで「異性の服装をする人=性同一性障害」と誤解を与える説明。

それじゃー、自分の好みで異性の服を身につけてる人に対する配慮が不十分だよ。
十分な知識がないのに、授業で取り上げるってのはいかがなものか…。

そんな曖昧な情報しか与えないから、性別の違和感には程度や個人差があるって分からないんだ。

理不尽だ。←単純だ


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