N●Kで放送した「一期一会」をたまたま見たら、何やら気になるテーマが。
「女らしさってなに?」
N●Kにしては画期的なテーマだと思ったんだけどなぁ…。
メインの子は、『周りから押しつけられる“女らしさ”に抵抗を感じており、外見を“男っぽく”している(見られたい)』という人。
高校(中だっけ?)時代はジャージ登校。
性同一性障害なのではないかと思い、相談機関を尋ねたが、性同一性障害ではないと診断されたという。
それで、「女らしさってなに?」という疑問の解決の鍵を探すべく、劇団の若座長で女形型をしている青年と対談することに。
印象的だったのは、女形型の青年が、そのメインの子に「女っぽい」「女の子」と連発していたこと。
…性別のことで悩んでる子に、そんなヒドイことワザワザいうか?
思わず顔が引きつった(笑
それだけじゃない。
それ以降も、女形の若座長の青年は、メインの子の“男っぽく”していたい・そう見られたいというスタイルを、「鎧を着てるみたい」「弱い部分を隠そうとしてるだけ」と批判する。
どうして、それが「その人らしさ」だと認めてあげないのだろう?
その子にとっては、鎧を着ているわけではないんじゃなかろうか。
つまり、そのメインの子にとって“男っぽく”していることは、自分に安心感を与えたり、内的なバランスを保てるスタイルなんじゃないかな?
本心は、その子にしかわからないけどさ。
でも、その青年が最後に、メインの子に女形の姿をさせたことが何とも複雑。
メインの子は、女の格好を嫌がってるわけじゃん?
なのに何で、女形の格好させるわけ…?
けどまぁ、本人(メインの子)は嫌がってなかったからいいのか?
青年が言いたかったのは、自分の性別を拒絶するよりも他に何かすることがあるのでは?ということだと思うけど…。
確かに、自分の性別を拒絶するだけってのは辛いもんがあるかも。
僕は、男らしさ・女らしさ両方を持っていたいけどね。
この番組で僕が感じたこと。
①曖昧な性別違和感は否定される
②人は、女か男どちらかに属さねばならない。そしてその性に期待される性役割を受け入れなければならない。
③自分らしさには基準なんてないのに、社会は基準を決めたがる
…何がしたかったんだN●K。
でもさ、人の数だけセクシュアリティの形があるように、人それぞれの「自分らしさ」があったっていいじゃん。
他人がそれを否定する権利なんてないよ。
それにしても、性同一性障害がクローズアップされすぎて、その周辺群(トランス・ジェンダー、Xジェンダー(FTX・MTX)など)が置き去りになってるのは気のせい?なんかじゃないよね。
性別違和感が、全て性同一性障害に直結するわけではない。
そのことが、知られなさすぎている。
医師も、“性同一性障害でないならば、治療の対象でないから診ない”というのが多い。
だから、せっかく「ジェンダー・クリニック」なるものができても、曖昧な性別違和感をもつ人たちはクリニックを訪れにくい。
診る側も、門戸を拡大した方がいいと思うんだけどなぁ。
あー、セクシュアリティって難しい!
「自分らしさ」の模索はまだまだ続く。
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◉3代目愛犬 :雑種犬 くる 推定4歳。
山に捨てられ、動物保護団体に保護されたのち譲渡会で出会い、家族に仲間入り。神経質だけどドジで可愛い。
◉初猫 :保護猫 ハルタ 推定2歳。
衰弱死しかけていたのを発見し保護。犬一筋だったのに、猫の愛くるしさに戸惑っている。
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sexualityやgenderの色んな在り方が尊重されるようになってほしいという思いから、「ALCO」 にて仲間と活動。現在は活動休止中。
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